黒キ獣ハ静カニ思ウ ページ15
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静まり返った薄暗い部屋の中、芥川は自身の騒ぐ鼓動に苛つき乍 膝を着いていた。
その先には ポートマフィア首領、
森鴎外が鎮座している。
「……芥川君」
低い声が芥川に投げ掛けられる。
「…はい…」
あくまで冷静に、落ち着いて返答する。
森の発する声は 躯の底から凍てつかせる様な冷たい声であった。
ドクン……ドクン……
背筋を伝う厭な汗に顔を顰めつつ、芥川は呼吸を整える。
「正直、君にはがっかりだよ」
芥川に向けられる瞳から 感情は汲み取れない。
───唯……冷たい眼差し…。
「君も 彼女に無駄な感情を抱いているのかい?」
「ッ……其の様な事は…」
「紅葉君はこの話題を出すと遮るし、中也君は謝って任務を降りるし……君達はそんなにヤワな人間なのかい?」
「…申し訳…ありません……」
ビリビリと張り詰める空気。
「こうなってしまったら、私が動く他無いじゃないか」
「ッ……!?」
突如 言い渡された言葉に、芥川は動揺を隠せなかった。
嗚呼何と云う事だろうか。
芥川は静かに祈る。
彼女が誓った決意が折れぬ事を。
そして願う。
また
あの純粋な笑みが見れることを。
──────────
短くて御免なさい!!!
あの 冬休みシーズンに新しい作品出すので
頑張ってこの作品進めますので…!
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月瀬(プロフ) - マドレーヌさん» ありがとうございます〜! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - 一気読みしてしまいました!とてもおもしろいです(^ー^)大変だとは思いますが更新頑張って下さいp(^-^)q応援しています♪ (2019年10月9日 17時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬 | 作成日時:2019年9月10日 12時