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前進と未来へノ光 ページ21

No side


「嗚呼、完敗だねぇ」


やれやれ、と云った様子で森は溜息を吐く。

静かな空間に響くのは潮風と波の音のみ。


「仕方が無い、今回は諦めるよ…。けれど、」


───隙があれば奪ってしまうからね─…


そう言い残し、森は踵を返した。


彼が闇に消える瞬間、Aは小さく呟いた。


『……ありがとう』



その言葉は彼に届いたのか、否か。

何も返される事無く、その声は夜の海に溶けていった。


「さぁ、帰ろう」


太宰がAの肩を叩く。
みな笑顔で Aを見守っていた。


『うん…っ!』

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月瀬(プロフ) - マドレーヌさん» ありがとうございます〜! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - 一気読みしてしまいました!とてもおもしろいです(^ー^)大変だとは思いますが更新頑張って下さいp(^-^)q応援しています♪ (2019年10月9日 17時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月瀬 | 作成日時:2019年9月10日 12時

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