魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ5)

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魏A『母上､お祖母様､早く乗って下さい。』

王霊嬌との言い合いの後､手傷を追わせて動けないでいる隙に､魏Aは魏無羨と虞紫鴛を連れ二人が舟に乗る所を見守る。江澄､江厭離､江楓眠は外に出ている為此処にはいない事が幸いしていた。

魏無羨「Aも早く舟においで。」

魏A『いえ……私は行けませぬ。
あの王霊嬌(クズなオバサン)の相手をしなければ行けません。それに護衛も連れて来ていたようですし､どこまでクズなのか。御二方は先にお爺様と叔母様と叔父様にお会いしてそのまま此処へは暫く帰って来ないで下さい。』

魏無羨「え？何言ってるんだ？魏A？？
お前が残るなら俺も残る。」

魏A『いえ。私一人で大丈夫です。
それに母上が見たら泣いちゃいますよ？
犬を大量に呼ぶ術ですが耐えれます？』

魏無羨「げぇ！？犬……ぃぬ……ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

魏A『母上､事が終わったらお話があるので待ってて下さいね？さぁ時間がありません。御二方を拘束して下さい”紫電“。御三方に会うまで解かないで下さいね。』

魏Aがそう言うと虞紫鴛の紫電が反応し､魏無羨と虞紫鴛の身体を縄状になって拘束した。紫電は持ち主以外には言う事を聞かないが､先程紫電で打たれた魏Aは一時的にだが言う事を聞かす事が出来た。

虞紫鴛「ちょ、紫電！紫電解きなさい！」

そう虞紫鴛が言うが紫電に拘束を命じたのは魏Aであって､虞紫鴛では無い為紫電は言う事を聞かなかった。
魏Aは舟の角を押して流した。

魏無羨「魏A！A！！」

魏A『次会う時まで犬克服して下さいね？母上。
お祖母様、母上をよろしくお願いします。』

涙を流しながら見送るしかない魏無羨と涙を堪えている虞紫鴛の乗った舟が遠く小さくなっていなくなっていった。流れていく舟を見送った魏Aは蓮花塢へ戻った。