白と黒【 Fischer's 】 (ページ11)

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episode10 ページ11

シ「題して！

せっかくの記念日にshiroだけ居ないと思ったら後からひょっこり現れるドッキリ～！！」

『そんな事してたの？』

まぁシルクらしいっちゃらしいのか。

ン「みんな知ってて、今回のターゲットは見てくれてるウオタミの皆さんなんだよ！！」

なんてネタバラシをすると
案の定

(( まじか～ ))

(( いやこんなん誰も思いつかないでしょ ))

なんてコメントばっかり。

(( 最初からshiroについてのコメに一切触れないから本当に脱退したんかと思ったわw ))

なんてコメントもあったけど
それはあえて見ない振り。

そう言われるの分かってた事だし。

モ「 shiro～？挨拶は～？」

優しい気遣いなのかただの煽りなのか
分からんその言い方は何なんだ。

『そうでしたそうでした…

改めまして、こんにちは。

Fischer's shiro です。よろしく』

シ「はい！久々の全員集合です！！」

やっとだな～！なんて言いながら
笑ってるみんな。

変わらないねぇ。

ぺ「ほんと久々だよね。3ヶ月ぶりとか？」

ダ「え、もうそんな経つの？」

『 … まぁそうだね』

シ「まぁ色々と事情がありまして、shiroがですね、最近動画に出れていませんでした」

マ「脱退説なんてのも作られちゃってたしな｣

モ「まぁそんな事実ないけどね！」

シ「その点も含め、多分今日話してくれるんじゃないかな？って思うんだけど、」

俺を見つめるシルク。

そうだよね
俺みんなを待たせたし、話さなきゃね。

『 … という事なので話させて頂こうかな？』

おぉ～！！！

なんて盛り上がるメンバーと

(( shiroくんの話聞く！ ))

(( Fischer'sで1番謎に包まれてるから興味あるよな～ ))

(( いい話であります様に！ ))

なんて各自で盛り上がるコメ欄。

俺は横目でシルクを見る。

シ「 … … 」

何も言わないけど

その目を見たら｢大丈夫だ｣って
言ってくれてる気がした。

今日からまた生まれ変わるんだ。

そういう気持ちで俺は一つ一つ
話し始める。