∞108∞ ページ29
真帆side
真帆 ｢はぁー、楽しー！｣
倉 ｢やっぱええな、海！｣
波打ち際に座って休憩することになった。
高校生になっても海では童心になっちゃう。
正直、二人ともちょっと疲れてる(苦笑)
｢あの人、めっちゃカッコよくない？｣
｢わっ！ホントだー｣
｢やばっ、こっち見てるって！｣
大倉くんへの感想がちらほら聞こえてくる。
学校以外でも話題になるなんてすごいなぁ…
今みたいに私なんかが隣にいてもいいのかな…
倉 ｢真帆ちゃん？どした？｣
真帆 ｢えっ？どうもしてないよ？｣
倉 ｢そぅ？なーんかいきなり暗なったと思ったわ(笑)｣
真帆 ｢あっ、うん、大丈夫(苦笑)｣
私が緊張してるからなのか会話が続かない。
大倉くんから話を振ってくれるけど端的に返しちゃって…
こっちからも話し出さなきゃ…
真帆 ｢えっと…
あっ、Aと安田、遅いね(苦笑)｣
倉 ｢んー？ああ、そーやなー｣
なんでAたちの話題にしちゃったんだろう。
せっかくの二人きりなのに…
あぁーもぉー…
倉 ｢何してるん、あの二人？｣
真帆 ｢たぶん浮き輪を膨らましてるんだと思うよ？
でも、海の家混んでたから時間がかかってるのかも。｣
倉 ｢あぁーそっかぁ…｣
大倉くんが寂しそうな顔してたのは気のせい？
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作者名：Yukorin
| 作成日時：2018年1月1日 9時
