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10、コナンくん ページ10

「……蘭ちゃん、最近元気ないなぁ」


「……そりゃそうよ、あの推理オタク、最近ちっとも学校に来ないんだから」



………そういえば新一くん、あれからどないしたんやろ…

蘭ちゃんの家に転がり込むことになったってメールで言ってたけど…


大丈夫かな…



今日も蘭ちゃんは、ずっと目の前の新一くんの席を見つめたまま。

上の空って感じで…



「ねー蘭、今日一緒にカフェ行かない?
今んとこ定員は私とA」

「園子……、うんいいよ、あ!そういえばね、ポアロに新作のモンブランが出たのよ!」

「へー、モンブランかぁ、いいわね!今日はポアロにしましょ!」

「あ、そうだ、最近預かってる小学生のコナンくん、園子とAちゃんに紹介するね、」

「お!あのウワサのガキンチョね!」



園子ちゃん……ウチまだなんも言ってへんのやけど…


まあいいか、楽しみだな、モンブラン…



「コナンくんか……」


多分新一くんのことやろうなぁ…


コナン……か、

コナン・ドイル……かなぁ…





ーーー



「いらっしゃいませー!」


カランカラン、と落ち着く音を響かせて開いた扉。

中からは女の店員さんの声。



時は放課後、ウチらは毛利探偵事務所の真下にある喫茶店、ポアロに来ていた。


「こんにちは!梓さん!」

「あら蘭ちゃん、園子ちゃんとAちゃんも…」


「今日は女子会なんです!」

「まあ!いいわね!」

「夫に逃げられた蘭の傷口を、癒してやるのよ〜」

「別に夫じゃないって!!」

「あら、思い当たる人物がおいでで?」

「も〜〜、園子!!?」

「オホホホホホホホ」



ボックス席に腰掛け、メニューを開く。


「なににする?」

「とりあえず、新作のモンブランと紅茶かな〜」

「ウチも新作のモンブランとホットコーヒー」

「じゃ、私は蘭と一緒で」

「はーい、モンブラン3つと紅茶2つにホットコーヒーが1つね!少々お待ちください!」



それから頼んだモンブランがきて、3人で味わって食べていると、また入り口のドアベルが鳴る。


「いらっしゃいませー!あら、コナンくん!蘭ちゃん達なら、あそこのボックス席よ!」

「ありがとう、梓姉ちゃん!」



いよいよコナンくんのお出ましのようだ。


「あ、コナンくん!こっちよ!」


そう蘭ちゃんに呼ばれ、蘭ちゃんの隣に座った新一くん…いや、今はコナンくんと言うべきかな。

先日と違うのは、メガネをかけている点だろうか。


「こちら、江戸川コナンくん」

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みるくストロベリー - 遊星さん» 私もそう思います。面白いのに...続き読みたい...!! (2020年8月22日 12時) (レス) id: 97e84ae721 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年12月14日 20時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華威緋羅 | 作成日時:2019年12月14日 1時

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