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私「篤人のことが、別れた時から、ずっと・・・」
頑張れ、私。
大きく息を吸い込んで、精一杯の言葉を吐き出した。
私「好きなの。」
鼓動が早くなり、息が詰まりそうになる。
小刻みに震えている体を止めさせるように、歯を食いしばる。
頑張って言ったのに、やっと言えたのに、
篤人の返事はない。
私は理解した。
ああ、やっぱり駄目なんだな。
あれから５年間離れてたんだもんね。
私には、幸せをもう一度手に入れることは出来ないんだ。
体中から力が抜けた。
足が体を支えられなくて、崩れ落ち、
てなかった。
ふわりと漂ってきた、大好きな人の香りに包まれる。
目を見開く。
・・・篤人が、私を抱き締めている。
私「・・・あ、あ、つと・・・？」
篤人は優しく私を抱き締めながら呟く。
篤人「・・・俺も、言おうとしたんだけど。
なんで、先に言っちゃうかな。」
私「・・・ど、ういうこと・・・？」
篤人「この鈍感め。
俺も、この５年間、（人１）のことが好き、いや、大好きだった。」
篤人は私から離れると、いつものあの笑顔を浮かべた。
私「篤人だって鈍感じゃん！！」
私はおもいっきり篤人に抱きついた。
さっきよりも、顔が近くなる。
篤人「・・・何、そのキスして欲しそうな顔は(笑)」
私「う、五月蠅い！篤人だって、して欲しいでしょ！？」
篤人「うん。」
平然と答える篤人に、こっちが逆に照れてしまう。
篤人「でも、今はお預けね。」
私「・・・？」
篤人「俺がしたい時にするので。
覚悟しといてね。」
挑戦的な笑みを浮かべる篤人に、私も応戦する。
私「こっちこそ・・・！」
私は篤人から離れる。
私「・・・でも、もう離れないでね。」
篤人はたしなめるように、私の頭を撫でた。
篤人「もちろんです。
お嬢さん。」
よかった。
これで、永遠の幸せを手に入れた。
篤人は車に向かって、歩き出した。
私も、追いかけ、篤人の手を握る。
もう、離さないから。
何があっても。
私は篤人の隣にいるって、決めたんだ。
篤人も、約束してね？
＜当たり前でしょ？＞
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まどちね(プロフ) - はいからさん» はいからさん！ありがとうございます！このコメントをもらって、ものすごく嬉しいです！そのお友達さんにも、感謝です（笑） (2014年7月30日 10時) (
レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
はいから - 作品読ませてもらっています。今までケータイ小説は読まなかったんですけどこの作品友達から紹介されて読み始めて見事にはまりました!これからも応援してます。更新頑張って下さい (2014年7月26日 22時) (レス) id: 4c0f8be993 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - とまとさん» ありがとうございます！！もう少しで、２人をくっつけようかなー、と悩んでいるところです。読者様のご期待に応えられるよう、頑張ります！ (2014年7月9日 18時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 内田さんもヒロインちゃんもまどちねさんも頑張ってー(笑)もどかしい〜。二人とももう一歩踏み出すんだ〜（●＾o＾●）頑張れ〜。これからも楽しみにしています♪ (2014年7月9日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - 光姫さん» かもしれません（笑） 力の続く限り、頑張る予定です・・・(-_-;) (2014年7月9日 5時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどちね | 作成日時：2014年7月6日 16時
