９０ ・ 篤人 ページ43
２人で大型のショッピングモールに到着。
（人１）はウキウキして、とても楽しそう。
でも、この店休日になると、めちゃくちゃ混んでるんだよな・・・。
ま、しょうがないか。
（人１）の笑顔見たし。
２人で、ドキドキしながら入ってみると、超めちゃくちゃ混んでいた。
篤人「・・・うわっ、人口密度高っ！」
俺でも、軽く押し潰されそうだ。
（人１）「日曜日だからかな？」
篤人「かもね。」
辺りを見渡してよそ見していると、
（人１）「わっ。篤人！」
と、小さな叫び声が聞こえた。
・・・（人１）！？
素早く人の波から彼女を見つけると、手首を掴み、俺の方に引っ張った。
（人１）は安心したように息を吐き、
（人１）「・・・あ、ゴメン。」
と申し訳なさそうに謝った。
篤人「いいから、・・・俺の側から離れないで。
探すのめんどくさいし。」
俺はこういう甘い感じの台詞に恥ずかしさを感じ、そっぽを向いた。
（人１）「ありがとう、・・・助けてくれて。」
（人１）の柔らかい声が、胸に響く。
篤人「お礼なんていいからさ、早く用件済ませちゃって？
こんな人の多いとこ、耐えられないかも。」
正直、人が多いとか関係なかった。
（人１）と距離が近すぎて、これ以上このままだったら、死んじゃいそう。
（人１）「・・・はい。」
俺は小さいながらも、よく通る声の返事を聞いた。
確認するように。
そして、黙ったまま、（人１）に手を出した。
そしたら、手を乗せて、握ってくれた。
俺も、優しく握り返す。
大好きな人と、
この位置で、
でも、
もっと、
深い関係でいたい。
（人１）のやわらかい手の平の感触を、俺の手の平にインプットさせる。
俺の願い事は、小さい心の中で、
海よりも大きく、
あり続けるんだ。
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まどちね(プロフ) - はいからさん» はいからさん！ありがとうございます！このコメントをもらって、ものすごく嬉しいです！そのお友達さんにも、感謝です（笑） (2014年7月30日 10時) (
レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
はいから - 作品読ませてもらっています。今までケータイ小説は読まなかったんですけどこの作品友達から紹介されて読み始めて見事にはまりました!これからも応援してます。更新頑張って下さい (2014年7月26日 22時) (レス) id: 4c0f8be993 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - とまとさん» ありがとうございます！！もう少しで、２人をくっつけようかなー、と悩んでいるところです。読者様のご期待に応えられるよう、頑張ります！ (2014年7月9日 18時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 内田さんもヒロインちゃんもまどちねさんも頑張ってー(笑)もどかしい〜。二人とももう一歩踏み出すんだ〜（●＾o＾●）頑張れ〜。これからも楽しみにしています♪ (2014年7月9日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - 光姫さん» かもしれません（笑） 力の続く限り、頑張る予定です・・・(-_-;) (2014年7月9日 5時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどちね | 作成日時：2014年7月6日 16時
