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『……ごめんなさ…じゃなくて、ありがとう』
TY「うん、それで良しㅎㅎ」
『あ、でも、もう一回！あと一回だけやらせてもらえませんか…それで、今度こそ成功させるから…！』
「A…」
テヨンイは「分かった」と頷くと、監督の所へ小走りで向かって行く。そしてしばらく何かを話すと、両手で大きくマルを作って笑ってみせた。
YT「よっしゃヒョン、今度こそ男見せたり」
HC「無理ならいつでも代われるんだからね！」
「あーもう煩いなㅋㅋㅋ」
MK「ヌナ、無理しないでね」
JW「ファイティン」
Aに激励の言葉、俺には適当な言葉をかけて、セットの外に出て行くメンバー達。この場は再び、赤いぼんやりしたライトで照らされた、俺とA二人きりの空間になる。
『……ごめんなさい、ここに居るのはテイリヒョンだって分かってるつもりなんだけど…』
「良いよ…というか、俺も全然フォロー出来なくてごめんな」
『何でヒョンが謝るの…』
「いや、だってホラ、確かにヘチャニがやった方がAもリラックス出来たかも知れないし…」
『そんなこと無いよ…！』
Aが首を振る。その必死そうな表情を見て、あぁお世辞じゃなくて本心で言ってくれてるんだな、ということが分かる。この子のこういう所が本当に可愛いな〜としみじみ思って、俺はAの頭に手を載せた。
「ま、俺だって貴重なAとのシーンは残しておきたいからさ？ヘチャニには譲らないけどねㅎㅎ」
『…ふふ』
ようやく、ちょっぴり笑顔が戻ったA。監督の「始めるよ〜」という声に深呼吸すると、また少し顔を強張らせて横になる。
そうして、再び始まった撮影。メンバー達が息を潜めて見守っている中、俺も少し緊張しながらAの頬に手を伸ばす。
お互いに視線を交えながら、その距離を詰めていく。あと何ミリかで触れる、という時。じっと耐えていたAの目が、やはりぎゅっと閉じられてしまった。
あぁ……そうだよな、怖いものってそんな簡単に克服出来るもんじゃない。
だけど。
だけど、このままにしておくことは出来ない。
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madohun(プロフ) - wakaさん» わーい🙌wakaさん、いつもメッセージありがとうございます💓めちゃくちゃ励みになってます🥹 (2022年12月8日 15時) (
レス) id: e024487214 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 更新ありがとう😆 (2022年12月8日 4時) (レス) @page45 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、遅くなりましたがこちらこそありがとうございます！変わらず読んで頂けて嬉しいですㅠㅠ (2022年9月30日 7時) (レス) @page24 id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 新作嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年9月17日 15時) (レス) @page17 id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - wakaさん» わーただいまです💗ありがとうございます！是非楽しんで頂ければ幸いです🥺 (2022年9月15日 19時) (レス) id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2021年1月10日 12時
