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低く、地を這うような、温度を感じない声。この声を、私は知っている。



__ジン。

工藤新一を小さくさせた張本人。黒ずくめの組織の幹部。

どうやら私は、怪我をしたお姉さんではなく、とんだ疫病神を連れ帰ってしまったらしい。

額に当てられた銃口を更に強く押し当てられ、若干の苛立ちを含んだ声で脅すように言葉を吐き捨てる。

「…質問に答えろ」
「えっ、あっ…Aと、い、います」
「……」

えぇ!?更に強く押し当てられたんですが!私、ちゃんと質問に答えたよね!?…って、私…なんで名前教えちゃってるんだろ…。

「そういうことを聞いてるんじゃねぇ…」

キッと殺気を孕んだ目で強く睨まれ、この場から今すぐ立ち去りたいという恐怖心に駆られる。今年一番の不幸な場面に出くわしてしまったかもしれない。

「お前はどこの狗だ?俺を助けた目的は何だ?」


あわあわと口を動かすだけで言葉らしい言葉を発しない私に痺れを切らしたのか、ジンさんは引き金に指をかけた。「ひっ」と悲鳴が漏れ出て、あわてて言葉を返す。

「わ、私はただの…通行人で、す。その、お姉さん…じゃなくて!おじさん…でもなくて!お兄さんを助けた目的なんて…な、ないです」

お姉さん、と誤って言いかけた瞬間、空間が歪みそうな程の殺気を向けられて、急いで言い直した。

…私の返答に納得しないのか、それとも考えているのか…ジンさんはさっきから黙り込んだままで。その無言がどうしようもなく怖くて、私は必死に言葉を続けていた。

「そ、その…お兄さんを助けた時は、本当…無我夢中というか!考え事なんてしてられなかったというか…。ただお兄さんを助けたかったという目的では、その…駄目、ですか…?」



ーーーーー
お姉さんと呼び間違えられたジンの心情が知りたい。コメント返しいきまーす。

さゆしゅん(?�ω�?)さん
最高だなんて…お褒めにあずかり光栄です。作者も興奮が止まらないぜ!兄貴!

黒猫さん
兄貴は…まぁドジ((ピーンポーン ん?こんな夜更けにインターホンが鳴りましたね…。ダレダロウナ〜!

ますしんさん
おぉ、ジンがお好きなんですね。仲間ですね〜。これからも、色々な展開に心の中で叫んでいただけるよう、頑張ります!

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寝子 - ウミウシになっちゃえばいいんだ!!これ大好き (2月18日 23時) (レス) @page42 id: 57e090ea6a (このIDを非表示/違反報告)
まる - ウミウシで盛大に吹きましたありがとうございます笑 (7月22日 11時) (レス) id: a2e96a3a87 (このIDを非表示/違反報告)
ディちゃん(プロフ) - うwみwうwしwwwww (2022年3月18日 13時) (レス) @page42 id: 7ad8b1babb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - にょさんさん» いやわかればええやろ (2020年11月17日 23時) (レス) id: dd314e797a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウミウシの説明がじわりますw (2018年4月9日 16時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リッタ | 作成日時:2016年12月17日 14時

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