【名探偵コナン】最強というモノ程、理不尽なことは無いと思う。

■ ページ17

Q.私の手に握られているものは何ですか？
A.スキーウェアの裾です。


そうです、私の手に握られているのはスキーウェアの裾です。誰のかって？目の前で青筋を立てている犯人のものです。

「こ、このガキ……何しやがる…！」

「…ひっ…！あ、あの、これは、そ、その…」

問答無用、という風に銃口を向けられる。弁解しようともうまく声が出ない。顔から血の気がさぁっと引いていく。怒りで我を失っている犯人は、その引き金に指を掛けた。

「おいやめろ！弾がアレに当たったらどーすんだ？」

太った犯人の方が、銃口を私に向けている犯人にそう耳打ちする。頭が真っ白になっている私の耳には、その声は届かなかったが。

渋々と銃口を下げた犯人は大きく舌打ちをした後、私の手から裾をひったくる。あ、それは持っていくのね。

「もういい！！席に座ってろ！」

何が何だか分からないけど、大人しくそれに従い席に戻る。頭はまだ混乱していたが今生きていることだけは実感できた。

段々と落ち着きを取り戻してきた私は、しげしげと自分の手のひらを見つめてこう思っていた。

なんて理不尽なオプションなんだ、と。

どうしよう…今のでかなり目立っちゃったよ……。どうしよう…横から凄く視線を感じるよ…黒ニットの視線が！！

口をつぐんで押し黙り、顔はうつむいて視線は斜め下。誰か助けてください。



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コメント返し！コメント返し！

駄作者さん
笑っていただけたなら嬉しいです(笑)頑張って更新しますので、これからの展開に乞うご期待ください！

トゥクルカさん
スキーウェアの部分笑っていただけましたか(笑)ギャグ風にしたいという野望があるので、これからも面白い場面をいれていきますよ〜。

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