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mischief 40
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それから、特に問題もなく準備は進み、西の空が夕焼けに染まり始めたころ解散となった
「はーい、皆さん！なんとなんと、頑張ったご褒美に高地先生がお小遣いをくれたので自販機で好きな飲み物割り勘して帰ってくださ〜い！！」
慎太郎が声を上げたのを筆頭に、続々と生徒が教室から出ていく
空っぽになった教室の戸締りをして、他の生徒の数メートル後を歩いていると、自分が忘れ物をしたことに気が付いて踵を返した。
…
『嘘でしょ…ない…』
無い、無い。
カバンの中、制服のポケット、机の中、作業してた周辺…
どこを探しても一向に出てくる気配のない探し物
私の大切な…補聴器
装着したところで抜群に聴こえが良くなる訳ではないが、心配性な親から毎日持ち歩くように言われていたもの
ハウリングで不審がられるのが嫌なので、普段は登下校の周りに人がいない時にしか使用していなかった。
簡単に失くして許されるような値段じゃないのに…
「探してんの、これ？」
突如、背後から飛んできた声
…聞き覚えのある、気怠げで間延びした私の嫌いな声。
恐る恐る振り返ると、やはりそこに居たのは私の天敵である人物で、私の目当てのものが入った手のひらサイズの巾着袋を指に引っ掛けてプラプラと振り回していた
『や、やめて！！！』
「え…」
空っぽの教室に響いた私の声と、戸惑いの声
そして、床に打ち付けられたソレ。
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cotsu(プロフ) - IBU-00さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えられるよう頑張ります(^^) (2020年4月23日 20時) (
レス) id: 73a5756da2 (このIDを非表示/違反報告)
IBU-00(プロフ) - コメント失礼します！お話の内容がとても良くて、続きが気になります！更新楽しみに待ってます(*^^*) (2020年4月23日 19時) (レス) id: 6e2ff889a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cotsu | 作成日時：2020年4月22日 23時
