ＫＺ男子、最”厄”の敵現る！？

しゅうめいとは？？？ ページ3

咲彩ｓｉｄｅ

午後５時前。

彩ちゃんを待っていると、時差ボケの所為か、眠くなってきた。

うとうとと目を閉じかけたその時。

彩「ただいまー！」

あ！！彩ちゃんの声だ！！！

私は急いで部屋を出た・・・・・・が。

奈「あ、咲彩お姉ちゃん！お姉ちゃんもクッキー食べる？」

と、両手に大量のクッキーを持った奈子に、行く手を阻まれてしまった。

『ありがと。でもいらない。ちょっとどいてくれる？』

奈「えー！こんなにおいしいのに！！１個でいいから食べてみて！！！」

『だから、いらないってばぁ！』

奈「だーめ！食べないと通してあげないんだから！」

もう！頑固なんだから！

こんなやり取りをしている間に、階段を駆け下りる足音がする。

あ、彩ちゃん！

『彩c 彩「秀明行ってきます！！！」あ！！！』

彩ちゃんは急げ！とか言いながら、出ていってしまった。

あ、あぁ〜・・・・。

私はその場に崩れ落ち、奈子は頭に？を浮かべる。

『・・・奈子。やっぱりそのクッキー、１個ちょうだい。』

奈「うん！！はい、どうぞ！！」

こーゆーときは、甘いもので癒やされるしかないよね・・・。

奈子にもらったクッキーを、もぐもぐと頬張ってると、

ママがリビングから出てきた。

母「彩はもう行っちゃった！？」

うん。

母「あの子ったら、お弁当忘れてっちゃったわ。」

お弁当を？

その言葉を聴いて、私の頭の上で、電球が光った。

『ママ。それ、私が届けに行ってあげる。しゅうめいってどこ？』

母「ああ、助かるわ。彩ったらドジなんだもの。」

よし！かかった！

母「秀明はね、彩の行ってる塾よ。今、メモに地図を書いてきてあげるわ。」

やったぁ！やっと彩ちゃんに会える！！！

私は急いで、その地図とお弁当をもらい、家を出た。

彩ちゃんに近づく男は敵！！手出したら、、、ね？(黒笑)→←帰ってきたよ！にっぽん！！

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