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twenty - four ページ26

まふまふside

今日はそらまふうらさかで、一日中ゲームをしていた。

でも、ずっと座りっぱなしで体が痛くなったので、

体を動かそうと、深夜だというのに、カラオケに来た。

しばらくは歌ってたんだけど、静かだった隣の部屋から、急に歌声が聞こえた。

「・・・なんか、めっちゃ綺麗な声が聞こえるんだけど。」

そらるさんのその一言で、全員が耳を澄ます。

聞こえてきたのは、透きとおったソプラノの声。

儚げでとても美しい声なのに、その歌い方はとても感情的で激しいものだった。

思わず聞き惚れていたが、しばらくして、その歌声は止んだ。

「歌手とかなんかな?もしかして、俺らとおんなじ歌い手?」

さかたんが興味を持ち始める。

この時点で嫌な予感はしてたんだけど。

「かもな。ここまで綺麗な声でそうじゃなかったら、もったいなさ過ぎる。」

「ん、確かにな。よし、次、浦田くんどうぞ。」

浦田さんがマイクを持って歌い始めると、

隣のさかたんがこっそり、耳打ちをしてきた。

「なぁ、さっきの人、まだおるかもしれんし、ちょっと会いに行ってみぃひん?」

「えぇ?流石にやめといたほうが、、、」

「でもまふも、気になっとるんやろ?」

「そうだけど・・・。」

さかたんは「決まりや!」と、僕の腕を引っ張り立ち上がった。

「俺らちょっと、ドリンク取ってくるわ!」

「おー、行ってらー。」

「あ、おい、コップ忘れてんぞ!」

浦田さんの言葉も聞かず、僕らは個室を出た。

「確か、こっちの部屋から聞こえてきたんやったな?」

さかたんは、僕らの部屋の右隣の部屋の前に立つ。

ノックしようとするさかたんを、僕は慌てて止めた。

「えぇ〜、ほんとに行くの?迷惑じゃない?」

「そりゃそうかもしれへんけど、、、気になるやん!」

「ひよっとんのか?」と煽られ、僕はムッとして、扉をノックしようとした。

瞬間、扉が勝手に開き、僕らは固まってしまった。

「「あっ・・・・」」

『え・・・?』

目の前に現れたのは、中学生?いや、高校生かな?

大人っぽいけど可愛らしい、ミルクブラウンの髪をした女の子だった。

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MadCat(プロフ) - ききょうさん» ありがとうございます!実はつい最近、再開したばかりでwこれからもがんばります!! (2020年9月10日 20時) (レス) id: 635a11a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ききょう(プロフ) - MadCatさん、初めまして。突然ごめんなさい、ききょうと申します!語彙が繊細でとっても素敵なお話ですね…!とても楽しませて頂いております!笑 長々とすみませんでした…これからも更新頑張ってください!応援してます!!長文失礼しました。 (2020年9月10日 17時) (レス) id: 41db9f3d9e (このIDを非表示/違反報告)
25253 - 更新頑張ってくださいね! (2020年3月16日 14時) (レス) id: 130d6e5757 (このIDを非表示/違反報告)
MadCat(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!更新ペース、定まりませんが、頑張ります!!! (2019年10月6日 18時) (レス) id: 36fa550942 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - このお話とっても好きです!頑張ってください!!!応援してます! (2019年10月6日 17時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MadCat | 作成日時:2019年9月17日 14時

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