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十頁 ページ11

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虹「集合!」


体育館に凛とした声が響き、わらわらと人が集まる。

赤司君の手招きに、最早定位置となった舞台の陰からそっと出た。


虹「今日から新しいマネージャーになる福沢。ミーティングで言ってた奴だ」

赤「……自己紹介、してもらっても良いかな?簡単なので良いから」


赤司君の小声に頷き、一歩前へ出る。


貴「…福沢A。先日、一年○組に転入しました。初心者ですが、よろしくお願いします。
それから、」


と、肩に乗った霞にチラリと目をやる。


貴「…此奴は霞。私の番犬的立ち位置の猫。
…いてっ」


つ、爪を立てるな爪を!!

地味に痛い!!


虹「って訳だ」

虹村さんが言うと、

「「「よろしくお願いします!!」」」


貴「…っよ、よろしくお願いします…」


部員が声を揃えると、思ったより響いて気圧された。


虹「以上!練習再開!」

「「「はい!!」」」


さっと人が散り、何事も無かったかのように練習が再開される。

流石日本一のバスケ部…


霞「ちょっと外にいる。仕事頑張れよ」

貴「あ、うん」

するっと霞がドアの向こうへ消える。




桃「A手伝って〜!!」

貴「只今!」

さつきに駆け寄り、タオルを準備する隣でドリンクを作る。




貴「…うわぁ」


ずらり、と並ぶボトルの数に、思わず言葉を漏らす。

それが聞こえたらしいさつきが、ふふっと笑った。


貴「これ全部…タオルも全部一人でやってたの…?」

桃「まぁね♪」

うげぇ…大変。

桃「やっぱり選手にはバスケに打ち込んで貰いたいからね!」


そう言うさつきは満面の笑顔で、優しい人なんだな、と思う。



あれ?でも……



貴「他にもマネ居るんじゃ…?」

さっきの自己紹介の時にも居たし…

桃「所属は確かにバスケ部だけど…あの子たちは…」

貴「…やらないんだ」

桃「うん…」


成る程。『キセキ目当て』って、こういうことだったんだ。


「赤司君かっこい〜!!!」
「キャァァア!!黄瀬く〜ん!!!」
とか言って、こっちには見向きもしない。


桃「でも、皆のおかげで何とかやってこれた。
だからその恩返しも兼ねて、出来るだけのサポートするって決めたの!」


さつきは朗らかに笑った。


貴「…私も、頑張る」

桃「うん!改めてよろしくね!」

貴「…うん」



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ひゃっはー。(プロフ) - 突然の訪問失礼いたします。憶えていらっしゃいますでしょうか、以前夢主イラストを依頼されたものです。絵の方が完成いたしましたので、ご確認いただけると嬉しいですっ! (2016年6月4日 11時) (レス) id: 4686e450f5 (このIDを非表示/違反報告)
炎道朱梨(プロフ) - ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。頑張ります! (2016年5月29日 22時) (携帯から) (レス) id: 0d2f3e46ea (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - やばいです。チョー面白いです。もう、、何て言うか言葉に表せないくらい面白いです。早く続きぐみたいっす! (2016年5月29日 19時) (レス) id: 47e894458e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炎道朱梨 | 作成日時:2016年3月11日 21時

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