蝶柄の着物が似合う君 2 【坂田銀時】

意識しちゃったり ページ43

銀ちゃんside




俺と新八が海パンに着替えて更衣室を出ると神楽と

Aが金髪頭の2人に絡まれていた





新｢銀さん､あれって...｣

銀｢あー...お助け銀さん行くか｣







カップルを装いAの肩を引き寄せる




銀｢すいまっせーん､こいつ俺の連れなんで帰って
もらえます？｣










もしかして銀さん今イケメンじゃね？と内心盛り上が

りながら言うと横から｢シックスパック？｣と






アホか､と叩いてナンパを追い払う











モテ期到来か？とAをおちょくり怒られると

身構えていたのだが帰ってきた言葉は意外なもので





















｢あ､えっと...や､あの...｣

















と､顔を真っ赤にして視線あちこちに飛ばしている








熱中症かと思い聞くと黙りこむ









するとため息をついた新八が



新｢...銀さん､腕｡Aちゃんの肩｣






と､呆れ顔で言う














...あ､忘れてた





わりぃと謝り離れる





行くぞと声をかけて先に行く


















(...あんな赤い顔されたらな､)









自分の行動でAが照れてるって考えちまうと

そりゃ面食らうわけで｡









銀髪で余計目立つ赤い耳を隠すように頭をかいた










































＿＿＿





















砂浜のパラソルがある椅子に寝そべり暇を持て余す



泳げないからな














それでも俺が海に行こうと提案したのは...





あいつらが言ってた通りボンキュッボンを見るため

でもあるが夏の思い出をあいつらに作ってやろうと

思ったのが一番だったり







絶対ェ言わねーけど｡

















新八対神楽A､という完全に新八が不利なビーチ

バレーを眺めてると...あ？












なんかボールこっち来てねーか？









しかも今の神楽が打ったやつだよな？























神｢銀ちゃん避けるヨロシ〜｣

銀｢いや待ぶへらっ｣
















顔面にのめり込むボール









...なんで空気入ったやつなのにこんな痛い訳？










｢銀ちゃん大丈夫かーー！！｣



未だ俺の顔に乗っているボールを退けて覗き込むA




ぺちぺちと俺の頬を叩いてくる









銀｢ダイジョウブジャナイ｣





結構痛いんだけど､え？










｢あー...水持ってくるね｣




そう言って近くにあったバケツを持って海の方へ

バケツをひっくり返したような→←恋愛小説っぽい

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