蝶柄の着物が似合う君 2 【坂田銀時】

夜ご飯 ページ12

銀ちゃんside







今日もAを迎えに行って待っているとどこからか

戻った山岸と会った





山｢旦那山崎です､山岸だけ声出てるんですけど｣


わざとですか､と聞いてくるがわざとではない






山｢あ､そうだ､お2人付き合ってるんですか？｣


銀｢...は？｣



山｢だって毎日迎え来てるじゃないですか｣







それはそうだけど｡








銀｢いや､ちげーな､ただ迎えに来てるだけだ｡
別にそういう感情はねーよ｣



つーかこいつあんぱん買い行ってたのか


袋はち切れそうじゃねーか








山｢とか言って旦那､この間の歓迎会の時ちょっと
顔赤くなってましたよね､照れてましたよね｣



ぷぷぷ､と腹立つ顔で笑ってきやがった









な､の､で







銀｢おいちょっと副長？山上が副長むっつりスケベ
つってだぞ〜｣



屯所の建物に向かって言うとどこからか走る音が

近付いてきて




山｢だから山崎だっつってんだろ！！｣


土｢おい山崎ィィィ！！てめェ切腹だ覚悟しろォォ！｣


山｢ぎゃァァ！！これ切腹じゃなくて殺人んん！！！｣






トムジェリ状態の2人をため息と共に見送って

門に寄りかかる






(...ま､顔が赤くなったのは酒のせいだろうな､きっと)









数分後､出てきたAと歩いて万事屋へ帰った











































夜ご飯のとき､Aが口を開いた









｢ここら辺で和服直せるところってあるかな｣


神｢着物もう小さくなったアルか？｣


｢いや､あの黒い着物を改造したくてさ｣


新｢改造！？｣







話を聞くと4日後の討ち入りに隊服の上に

着たいらしい










銀｢なるほどな､じゃ"いろや"がいいな｣

｢いろや？｣

銀｢明日連れてってやるよ｣

｢まじでか！銀ちゃんありがとう！！｣





嬉しそうに言うAは相当仕事が楽しいらしい､

でも危ないから無茶はしてほしくないんだがな











次の日､仕事の帰り道で昨日言った着物屋にAを

連れていった









銀｢どんな感じにすんの？｣


｢上着の代わりだから長羽織にしてもらおうかな､
隊服の上に着れるからね｣









討ち入りの時間までには間に合うらしい

ドS王子の心の声→←え､軽くね？

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