鵺は今宵も哀しく鳴く２

六十七 ページ26

その日の夜



「我が女子部屋で初じゃない？全員集合するの」



「確かに〜。鬼殺隊の人達すぐいなくなってたもんね」



「「「『申し訳ございません』」」」



「まあまあ、でも、全員揃ったってことで・・・」



「「「「女子部屋恒例、夜の恋バナ&愚痴大会開催〜！！」」」」



鬼殺隊の仕事が今日全員無いことを知った女マネの皆様が、私達を強制参加させて行ったこの大会



いやー、若いねー。甘酸っぱいねー。青春だねー。←精神年齢(以下略



因みに、西条さんはいつも夜遅くまで青城部屋に居るらしく、不参加。



私達はお菓子と飲み物を囲んで、キャッキャキャッキャと花を散らしている。



「みんなさー、一応高校生の男子と毎日顔付き合わせながら生活をしている訳だし？恋路の一つや二つあるよね？」



『そう言う英里さんはあるんですか』



「まっさかー、うちは無いよ」



ないんかい



「うちもないなー」



「何いってんの。あんたには木兎がいるじゃない」



「うちもないかな？仁花ちゃんは日向だよね」



「はううっ！潔子さん！私なんぞと日向が、そっそんな・・・日向ファンに暗殺されてしまいます！」



「あら〜、私はお似合いだと思うけど。二人とも小ぢんまりしててかわいいわよ」



「そもそもあんなバレー馬鹿にファン何ているんでしょうか」



流石女子とあって、話が凄く進む。そしてついに、私達の方へ飛び火した。



「因みに、鬼殺隊の皆さんは？職場恋愛とかないの〜？キメバレ顔面偏差値たかいじゃん」

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