第八百六十五訓 構ってちゃんは嫌われる ページ29
A「だからってこんなくだらない年賀状送りつけてんじゃねーよ!!ふざけんなお前なんかにチョコなんて高いもん渡すわけねーだろ!!てめーは一生泥団子でも食っとけクソ兄貴!!」
橘「兄貴といえば、桂からも来てるぞ」
A「は?」
『この間はサンタコスありがとう 今度は体操服(ブルマ)を着てください 桂小太郎』
A「野郎ォォ殺されてェのか!!」
お瀧「あかんコイツ末期やで。いや、ちゃうわ。末期通り越して手遅れや。延命するより速やかに死んだ方が身のためやな」
八雲「無駄ですよ。こいつのモデルは名前を変えて明治まで生き延びてるじゃないですか。諦めましょう」
A「嫌だね、あたしは諦めねーよ。絶対に奴の暗殺に成功してみせる」
時雪「やめてよもう……あれ?ミサトさんとさっちゃんさんからも」
『この度、霧島志乃と結婚しました 幸せいっぱいです 霧島ミサト』
『結婚おめでとう 末長くお幸せにね お兄さんは私は面倒を見るわ 坂田あやめ』
A「どいつもこいつもそんなに殺されてーか!!ふざけんな誰がてめェなんぞと結婚するか!!誰がてめェなんぞに兄貴をやるか!!つーかこいつら何で苗字変わってんだよ何で婿養子と嫁になってんだ!!もうこいつらまとめて地獄に送った方が早い!!それがみんなのためになる!」
時雪「ちょっ、A落ち着いて!!そんなことしても誰も喜ばないよ!!橘さんも何とか言ってください!!」
橘「ついでに坂本も殺してくれ」
時雪「しまった振る相手間違った!!今日の橘さんは超ブラックだった!!」
そんなこんなで送られてきた年賀状にツッコミを入れつつ、返事を書いていく。
山がだんだん移動してきて、ようやく全ての年賀状の返事を書き終えた。
A「っはァァ〜〜〜!!終わったァ〜〜〜〜!!」
お瀧「しっかし、結構な量やったな」
八雲「もうしばらく紙と筆ペンは見たくありません」
橘「坂本のバカヅラも一生見たくない。頼むから死んでくれ」
時雪「橘さん今日それしか言ってませんよ」
全員でテーブルに突っ伏すあたし達を見つめ、トッキーは一人書き終えた年賀状を郵便に出そうと立ち上がった。
その時。
ピンポーン
「「「「「?」」」」」
インターホンが鳴る。
時雪が玄関に出ると、立っていたのは郵便局の職員だった。
「こんにちは、年賀状でーす」
A「……イヤァァァァアアアアアアアア!!」
第八百六十六訓 バレンタインはリア充が一番ウザい形で盛り上がる日→←第八百六十四訓 ボケにはノリと流れとタイミングが重要
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作者名:ミサ | 作成日時:2018年6月2日 23時