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第四百二十二訓 男から男へのプレゼントはたまに怪しい雰囲気が醸し出される ページ8

勝男「ライター無いんか。ほなコレ使って」

神楽「いや、いいですプレゼントとか…重たい。なんか付き合ってみたいな」

勝男「お前にあげたんちゃうちゅーねん!ソレ使って火ィつけて言うてんの!!」

A「マジか!まさか身近にそーいうのがあったとは…」

勝男「そーいうのって何や!お前何想像しとんねん!」


男が男にプレゼントを贈る。衆道好きのあたしにとっては、何よりも堪らないものであった。
涎を垂らして想像するあたしに、勝男さんの一喝が入った。


神楽はライターを火打ち石で挟んで、粉々に壊してしまう。


勝男「火打ち石とコラボレーションすな!!お前何さらしてくれとんねん。高かったんやでコレ」

A「一丁前に高いモン持ってっからそーなるんだよ。私を見てみろ、質素だぞ。質素が過ぎて最早素朴だぞコノヤロー」

勝男「金属バット高かった言うとったやんけ。どこが質素で素朴やねん」


その時、ヤクザに取り押さえられている八郎さんが叫んだ。


八郎「狂死郎さん!!オラに構うことはない!こんな奴らの言いなりになるな!!泥水啜って顔まで変えて、それでもオラ達自分達の足で歩いていこうって、この街で生きていこうって決めたじゃないか!!」


あたしが八郎を見上げたその瞬間、隣に座っていた勝男さんが八郎さんのアフロを掴んで床に投げ飛ばした。


勝男「ええ度胸やないかァ。ほなこの街で生きてくゆーのがどんだけ恐いか教えたるで」


勝男さんは八郎さんの右手を足で踏み付け、抜刀する。


勝男「エンコヅメゆーの知っとるか?ワシらヤクザはケジメつける時、指落とすんや。とりわけ溝鼠組(ウチら)の掟は厳しいで〜。指全部や」

狂死郎「やめろっ!!」


止めようとした狂死郎さんをヤクザが押さえる中、勝男さんは刀を振り上げた。


勝男「今更遅いで。お前らとワシらじゃ覚悟がちゃうちゅーこと、思い知れやァァ!!」


刀が、八郎の手に振り下ろされたその時。


ーーバキィィン!


刀身が折れ、刃先と柄とがそれぞれクルクルと飛んでいった。

あたしの金属バットが、刀を思っきり叩き斬った。

第四百二十三訓 侍は常に死と隣り合わせの覚悟で生きている→←第四百二十一訓 何事もしつこいとイライラする



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ミサ(プロフ) - 椿さん» いえいえ、こちらこそどうぞよろしくお願いします(^∇^) (2019年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ミサさん» よかったです!毎朝日替わり銀狼に励まされ学校に行っているので「感想を書きたい、でも何度も書いたら迷惑かも...」と、感想を書くことを敬遠していたので嬉しいです!暇が無くても読みふけります笑 (2019年2月20日 0時) (レス) id: 53b466e5ca (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!感想を頂けることはやはり自分にとって励みになりますし、こんな私の作品を好きだと言って頂けることを直に感じられるので、迷惑だなんて思いません!こんな小説ですが、これからも暇潰し程度に楽しんで頂けたらと思います! (2019年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - いつも読ませてもらってます!やはりミサさんの小説は面白い...笑 一つ質問なのですが、私感想これからも書いていきたいと思っているのですが迷惑ではないでしょうか...? (2019年2月20日 0時) (レス) id: 53b466e5ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサ | 作成日時:2017年8月22日 19時

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