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第四百三十一訓 Gはある日突然やってくる【柳生篇4】 ページ17

新八「いきなり現れて何言ってんだ!!家を出るって一体どういう…」

九兵衛「そういう意味さ。君は知らんのかもしれんが、僕と妙ちゃんは幼い頃、夫婦になる誓いを共に立てた。許嫁(いいなずけ)だ。今日をもって、彼女には柳生家に来てもらう」

新八「はァ!?何言ってんだ!幼い頃誓ったって、そんな子供の約束…ねェ!?姉上」


新八が姐さんを見やるが、俯いたまま、沈黙を貫いていた。


新八「姉上!何で何も言わないんですか!?」

お妙「……新ちゃん。ごめんなさい、…」


ポツリと謝罪の言葉を呟いた姐さんは、立ち上がって九兵衛さんの元へ歩み寄る。


A「姐さん、ちょっと」


今まで成り行きを見守っていたあたしが、遂に姐さんに手を伸ばす。

もう黙って見てられない。そんなに気まずそうなツラでお嫁に行くなら、やめた方がいい。


その時、障子を突き破って銀と神楽、そして何故か近藤さんが部屋の中へ転がり込んできた。

何やらもめている様子だったが、すぐにこちらに気付き、姐さんを見上げる。


近藤「アレ!?お妙さん!」

銀時「アレ、何コレなんかマズイトコ入ってきた?」

神楽「アネゴ!!こんな所で何やってるアルか!?」


三人を見た姐さんは、悲しげな目を向けていた。でも…その目には涙が溜まっていた。


お妙「…みんな、さようなら」


背を向けた姐さんに銀が手を伸ばすが、部屋の天井を破壊しながら何かが入ってきた。

何だろう?とそれを振り返る。

そこには…着物を着た、まごう事なきゴリラがこちらへ進撃していた。


A「……ぎゃああああああああ!!ゴリラァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」


小鳥達が呑気にチュンチュンと囀(さえず)る中、あたしの悲鳴と何かを叩き潰すような音が、空に飛んでいった。

第四百三十二訓 敵を知り状況を知る【柳生篇5】→←第四百三十訓 修羅場の中では第三者は口出ししづらい【柳生篇3】



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ミサ(プロフ) - 椿さん» いえいえ、こちらこそどうぞよろしくお願いします(^∇^) (2019年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ミサさん» よかったです!毎朝日替わり銀狼に励まされ学校に行っているので「感想を書きたい、でも何度も書いたら迷惑かも...」と、感想を書くことを敬遠していたので嬉しいです!暇が無くても読みふけります笑 (2019年2月20日 0時) (レス) id: 53b466e5ca (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!感想を頂けることはやはり自分にとって励みになりますし、こんな私の作品を好きだと言って頂けることを直に感じられるので、迷惑だなんて思いません!こんな小説ですが、これからも暇潰し程度に楽しんで頂けたらと思います! (2019年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - いつも読ませてもらってます!やはりミサさんの小説は面白い...笑 一つ質問なのですが、私感想これからも書いていきたいと思っているのですが迷惑ではないでしょうか...? (2019年2月20日 0時) (レス) id: 53b466e5ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサ | 作成日時:2017年8月22日 19時

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