第三百三十一訓 セレブのペットのイメージは何故ペルシャ猫が多いのか ページ9
会議室に全員が移り、あたしがとっつぁんに茶を出したところで、とっつぁんは真選組に言い渡した。
松平「カブト狩りだ」
「「「「は?」」」」
突然警察のトップが現れて、言い渡した指令に全員がポカンとする。言わずもがなあたしもである。
松平「実は、将軍のペットのカブト虫が逃げたらしいんだ。だからオメーら、それを探してこい」
土方「だからってカブト虫ごときで警察を動かしてんじゃねーよ!!警察なめてんのか!!」
A「うわーい、職権乱用ー」
トシ兄ィのツッコミが入った後、あたしはダイナミック過ぎる権力の乱用に、思わず拍手を送った。
A「でも意外だな〜。確かに世間がカブト虫ブームとはいえ、何で将軍がカブト虫をペットにしてんの?セレブならセレブらしくペルシャ猫でも抱いとけや」
松平「オメーがあのカブト虫を送ったんだろーが」
「「「「は?」」」」
あっ、2回も同じ反応。
松平「初めて出来た友達からの初めてのプレゼントだって、将軍はあのカブト虫をやたら可愛がっててな。だから今回いなくなって、毎日泣いてんだよ。せっかく貰ったプレゼントを失くしたとあっては、友に面目も立たないってな」
A「相変わらずいい人だね〜、将ちゃんは」
土方「ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと待て!!」
動揺する近藤さん達を無視して話を続けるあたし達を、トシ兄ィが止めてきた。
あたしの服の襟を掴んで、問いただしてくる。
土方「どーいう意味だ!!お前が将軍に送ったプレゼント!?友達!?」
A「いや、そのまんまの意味だよ。それ以上の意味はないし、それ以下の意味もない」
土方「お前の交友関係ホントにどーなってんだよ!!桂やとっつァんやそよ姫や将軍!!幅広いな、オイ!!」
松平「まァとにかくだ」
とっつぁんは煙草に火をつけて、言い渡した。
松平「森に行って、カブト狩りをしてこい」
第三百三十二訓 カブト狩りじゃあああああ!!→←第三百三十訓 人は見かけではわからない特技が存在する
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ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけてがんばてください。応援してます。 (2017年8月9日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年7月7日 0時