第三百六十四訓 エリザベス先輩ィィイイイ!!【紅桜篇26】 ページ42
あたしはペンギンに声をかけようか迷ったが、そのぱっちりおめめのペンギンーーエリーはもちろん目立ち、すぐに浪士に絡まれた。
「オイ何だ貴様、怪しい奴め」
「こんな怪しい奴は生まれて初めて見るぞ」
「怪しいを絵に描いたような奴だ」
何故?何故ロン毛なんだあいつは。あ、ヅラ兄ィを意識したのか?
色々ツッコみたかったが、とにかくそれを呑み込んだ。エリーの元に駆け寄ろうかどうか迷う。
状況からすれば、エリーは危険なのだ。助けなければ、エリーの命が危ないかもしれない。
エリーは、浪士達にプラカードを見せた。
エリザベス『すいません、道をお伺いしたいんですが』
「あ?」
エリザベス『地獄の入口までのな!!』
次の瞬間、エリーの口からバズーカの銃口が出てきて…
って、えええええええ!?
驚いたのも束の間、次の瞬間には船を撃っていた。
突然のことに腰を抜かしながらも、浪士は敵襲に叫ぶ。
「何してんだてめェェェェ!!」
「曲者ォォ!!曲者だァァ!!」
エリーが自ら、標的になってしまった。
何してんのあの人!?あっ、人じゃなかった。
エリーに加勢しようかと立ち上がったその時。
エリーが腰にさした刀を抜いて、新八に投げ渡した。そして、プラカードを掲げる。
エリザベス『早く行け』
A「エ…エリザベス先輩ィィィ!!」
新八「うおおおおお!!」
自分を犠牲にしようとするエリザベスに漢気を覚え、新八と共に涙を流して、船に向かって走り出した。
第三百六十五訓 バカな人は考え方もクセのある変化球【紅桜篇27】→←第三百六十三訓 背後にいきなり人が現れるとビビる【紅桜篇25】
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ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけてがんばてください。応援してます。 (2017年8月9日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年7月7日 0時