銀狼【銀魂】3

第百訓 ペットの躾けはしっかりしとけ ページ10

定春は銀に噛み付き離れない。銀の頭からは血が出ていた。
あたしにとってはもはや見慣れた光景なのだが、トッキー達は皆真っ青になっていた。

定春を叱ろうとした神楽は、間違えてADに注意する。緊張でどうやらおかしくなってしまったらしい。

ここで、CMになった。


小春「…ねえ、銀時のところにあんなデカい犬いたかしら？」

A「定春ってんだよ。気を付けな。あいつ凶暴だから」

時雪「うん…だろうね」


トッキーの目が完全に死んでる。

CM後、対戦相手が出てきた。

そこには、ヅラ兄ィがキャプテン・カツーラに変装して、エリーと共に登場している姿があった。


A「…何やってんのあいつ？」

時雪「あれ？桂さんて指名手配されてるんじゃなかったっけ？」

八雲「あの衣装絶対気に入ってますよね」

小春「あのペンギンオバケ何よ。キモい」

A「エリザベスっていうんだよ。なんか、辰兄ィが連れてきたんだって。やっぱヅラ兄ィと並んでるとキモさが倍増するね」

橘「…A、言い過ぎはいけない」


ボソッ、とたっちーにツッコミを入れられる。

そんなこんなで、番組は進んでいく。

フライドチキンの骨を取ってきた方が勝ちという、ごく簡単なルールにより、グランプリが決定されるらしい。

銀とヅラ兄ィは男らしく殴り合いをしようとしていたが、司会者に止められる。

そしていよいよ、競技に移った。


司会者「それじゃあいきますよォオ。位置についてェェよ〜〜い、ど〜〜ん！！」


司会者の合図と共に、エリーと定春が走り出した。しかし、定春は銀に襲いかかる。


時雪「え、ちょ…銀時さん！？」

小春「あーあ…うん、ザマァ」


テレビを見ながらトッキーは銀を案じ、ハルは銀を貶した。うん、ハルは今日も通常運転だな。

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