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第百三十九訓 知り合いとはバッタリ出会うもの ページ49

持っていた食べ物を食べ、綿菓子片手にちょうどステージに辿り着いた頃には、花火が打ち上げられていた。


A「わぁ…!」


ステージに立つ演者には目もくれず、あたしは花火を見上げた。

夜空に咲く美しい花々は、見ている者を楽しませる。
花が開いた後に聞こえる腹の底に響く重低音が、より一層心を昂ぶらせる。

可憐に咲く花を、うっとりと眺めていた。


A「綺麗だなぁ…」

「ああ、とても綺麗だな」

A「!!」


背後から突如聞こえてきた声に、先程まで昂ぶっていた心は一気に静まった。
声だけでわかった。背後に誰が立っているかが。


「やっぱり祭りは派手じゃねーと面白くねェな。お前もそう思うだろ?A」

A「……あんたは…」

「どうした?まさか俺のことを忘れたわけじゃないだろう」

A「ああ。あんたのことだけは、忘れたくても忘れられないね…高杉晋助」


あたしは後ろを振り返らず、背後に立つ男の名を呼んだ。

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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!最近ようやく復活しました、ミサです!これからまた頑張りますので長い目でお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします! (2018年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
禾織 - タイトルに惹かれて読み始めました! とても面白いと思います。応援しています。 (2018年1月5日 19時) (レス) id: c017808074 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけ更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月9日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月19日 0時

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