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第百三十一訓 バカ兄貴はほっとけない ページ41

ーー数年前。あたしは、これから宙へと旅立とうとする辰兄ィを見送っていた。


坂本「そーか。お前も地球に残るがか」

A「うん。辰兄ちゃんと一緒に行くのも楽しそーだけど、銀兄ちゃんがダメだって」

坂本「アッハッハッ!相変わらず愛されとるのう」

A「私だってもう4歳だよ?一人でも大丈夫だもん」


ぷくっと頬を膨らませると、辰兄ィが笑う。ポンポンと頭を軽く叩き、あたしに問いかけてきた。


坂本「それで、おんしゃこれからどーするがか?」

A「?そんなの決まってるじゃん。辰馬お兄ちゃんのこと、地球(ここ)でずっと見てるよ。お兄ちゃんが活躍してるの聞いて、また会えるの待ってる。また地球に戻ってきたら、おだんご一緒に食べようね!」


あたしは辰兄ィを見上げて、にっこりと笑った。

********

砂の中で、銀とあたしは沈みゆく辰兄ィに手を伸ばす。
辰兄ィがあたしらの手を掴むと、砂の中から一斉に辰兄ィを引き抜いた。


A「ふ〜っ。大丈夫?辰兄ィ!」

坂本「アッハッハッハッハッ。見事生きとった!こりゃー儲けもんじゃ」

銀時「生きとった!じゃねーよモジャモジャ!ったく、手間かけさせやがって」

A「辰兄ィ、助けてやったんだからあたしと銀に団子奢ってよね」


相変わらず能天気なバカ兄貴に、あたしは嘆息した。

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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!最近ようやく復活しました、ミサです!これからまた頑張りますので長い目でお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします! (2018年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
禾織 - タイトルに惹かれて読み始めました! とても面白いと思います。応援しています。 (2018年1月5日 19時) (レス) id: c017808074 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけ更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月9日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月19日 0時

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