第百二十一訓 旅行先では大抵喧嘩する ページ31
数日後。江戸にあるターミナルから船に乗り込んだあたしら四人は、宇宙への旅を楽しんでいた。
しかし船に乗り込む前に神楽が定春を連れて行こうとしたのだが、同じくターミナルに居た客の頭に定春が噛み付いてしまい、客は定春に噛み付かれたまま去っていってしまったのだ。
A「え?定春が攫われた?」
神楽「そうアル。私もう旅行なんて楽しめそーにないヨ」
銀時「だーからババアに預けとけって言ったんだよ。もう台無しじゃねーか旅行が…」
新八「台無しなのはお前らの人間性だよ」
機内食をガツガツ食べまくる銀と神楽とあたしに、新八がツッコむ。
それを気にせず、ボケ担当のあたしらはさらに続ける。
神楽「だって定春だけ残していくのかわいそーネ!銀ちゃんと志乃ちゃんは定春かわいくないアルか!!」
A「んー、その気持ちはわかるけど…」
銀時「旅先でギャーギャー喚くんじゃねーよ。あーあ、興冷めだ。もう帰るか」
その時、船内にアナウンスが流れた。
アナウンス『皆様、よろしければ左側の窓をご覧になってください。あれが太陽系で最も美しい星とされる、我らが母なる星、地球です』
窓の外には、暗闇に青く輝く美しい地球が浮かんでいた。
その瞬間、銀と神楽とあたしが一斉に窓に貼りつく。
神楽「わー、キレイだ〜」
新八「わーじゃねーよキッチリエンジョイしてんじゃねーか!なんだオメーら!」
銀時「小さな悩みなんてどーでもよくなってくるな〜」
A「ホントだよね。心洗われるわ〜」
新八「洗っちゃいけないよ!心に遺しておかなきゃいけない汚れもあるよ!」
新八は完全にエンジョイしているあたしらを放って、定春を探すべく席を立とうとした。
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!最近ようやく復活しました、ミサです!これからまた頑張りますので長い目でお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします! (2018年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
禾織 - タイトルに惹かれて読み始めました! とても面白いと思います。応援しています。 (2018年1月5日 19時) (レス) id: c017808074 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけ更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月9日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月19日 0時