銀狼【銀魂】3

第百五訓 人は意外な事で悩んでたりする ページ15

土方「潜伏したテロリスト捜すならお手のモンだが、捜し人がアレじゃあ勝手がわからん。お姫さんが何を思って家出なんざしたんだか…人間、立場が変われば悩みも変わるってもんだ。俺にゃ姫さんの悩みなんて想像もつかんよ」


そう言いながら、土方さんは捜しているそよ姫の写真を見る。


近藤「立場が変わったって、年頃の娘に変わりはない。最近お父さんの視線がいやらしいとかお父さんが臭いとか色々あるのさ」

土方「お父さんばっかじゃねーか」

杉浦「江戸の街全てを正攻法で捜すっちゃ、無理がある話ッスよ。ここは一つ、パーティでもパーッと開いて姫様をおびき出しましょう！」

土方「そんな日本昔話みてーな罠にひっかかるのはお前だけだ」

杉浦「大丈夫ッスよ土方さん。パーティはパーティでもバーベキューパーティですから」

土方「何が大丈夫なんだ？お前が大丈夫か？」

山崎「局長ォォ！！」


近藤さんを呼びながら山崎さんが駆け寄ってきた。沖田さんの提案した夏服を着て。


近藤「！！どーした山崎！？」

山崎「目撃情報が。どうやら姫様はかぶき町に向かったようです」

近藤「かぶき町！？よりによってタチの悪い…」

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