第百一訓 欲に忠実に動くとロクな事がない ページ11
一方、エリーはものスゴイスピードで走っていく。だが、エリーの足が一瞬オッさんのように見えた。
それを解説する司会者に、ヅラ兄ィが詰め寄る。
桂「言いがかりは止めろ。エリザベスはこの日のために特訓を重ねたんだ。オッさんとかそんなこと言うな!」
司会者「あ…スンマセン」
A「…え、マジ?あたしあの時オッさんに手を差し伸べられたの!?ウソヤダ怖い!!」
小春「わかったわ、Aちゃん。今度ヅラに会ったらあいつのペットを撃ち抜いてくるわ」
時雪「いややめてくださいよ!?」
ハルの殺気を、トッキーがツッコミを入れて止める。
一方、テレビでは神楽が銀を傘で持ち上げ、ぶん投げた。銀をエサにして、定春を追いかけさせる作戦らしい。
投げられた銀はエリーの背中に命中し、それを定春が追いかけてくる。
しかしその中でも、エリーは骨を掴もうと手を伸ばした。それを、銀が木刀をエリーの首元にまわし、阻止する。
銀時「豪華賞品は渡さん」
銀を、ヅラ兄ィが首を絞めて止めようとする。
桂「エリザベスを離せェェ!!豪華賞品は俺とエリザベスのも…」
言い終わる前に、ヅラ兄ィの頭から血が滴る。定春が、ヅラ兄ィの頭に噛みついていた。
桂「…フン。なんだかんだ言っても、御主人様が好きか?だが、それ以上噛みつこうものなら君の御主人の首を折るぞ!!さあどーする?」
銀時「どーするじゃねーよ!!通じるわきゃねーだろ!!」
司会者「てめーらよォ!!競技変わってんじゃねーか!!頼むから普通にやってくれェ!!放送出来ねーよコレ」
桂「放送など知ったことか!!」
最早何の競技かわからなくなってきたが、これはあくまでペットの番組である。うん、そうだよね。
だが。
エリザベス「あーもういいっスわ〜。なんかだるい」
突然、今まで一言も喋らなかったエリーが声を発した。
銀、桂、観客、そしてテレビを見ているあたしらも驚いた。
そんな中、エリーの口の中から、人間の手が出てくる。
エリザベス「もう帰るんで、ちょっと上どけてもらえますぅ?」
司会者「あ"あ"あ"あ"あ"コレは…」
桂「…ウソだろ。エリザベ…」
プチン
ここでテレビが消え、その後しばらくお待ちくださいという文字が出てきた。
「「「「「「…………」」」」」」
A「…んだよそりゃねーだろォォォォ!!エリザベスに何があったのさァァァ!!オイッ!!エリザベスぅぅぅ!!」
昼下がりの万事屋に、あたしの轟が響いた。
第百二訓 駄菓子にはもはやおつまみじゃね?とツッコみたくなるものもある→←第百訓 ペットの躾けはしっかりしとけ
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!最近ようやく復活しました、ミサです!これからまた頑張りますので長い目でお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします! (2018年2月20日 0時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
禾織 - タイトルに惹かれて読み始めました! とても面白いと思います。応援しています。 (2018年1月5日 19時) (レス) id: c017808074 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけ更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月9日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月19日 0時