第四十三訓 上司部下の関係は縦でなく横の時もある ページ44
一気に攻め込んできた真選組から逃げ出す桂一派とあたしら。
逃げながら新八が尋ねた。
新八「なななな何なんですかあの人ら!?」
桂「武装警察『真選組』。反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊だ。厄介なのに捕まったな。どうしますボス?」
銀時「だーれがボスだ!!お前が一番厄介なんだよ!!」
神楽「ヅラ、ボスなら私に任せるヨロシ。善行でも悪行でも、やるからには大将やるのが私のモットーよ」
銀時「オメーは黙ってろ!!何その戦国大名みてーなモットー!!」
桂と神楽のボケに、銀時が珍しくツッコミ役にまわる。
土方「オイ」
呼び止められた銀時は、一瞬動きを止めるが、突きを繰り出してきた刀を間一髪かわした。
刀の持ち主は、あの瞳孔開いたお兄さんだ。
A「銀!」
加勢しようと金属バットを抜くと、ふと背後から殺気を感じた。
すかさず背中に金属バットを向ける。
背後で金属がぶつかり合う音が響いた。
A「っ…!?」
杉浦「小さいのになかなかやるな、お嬢さん。もう少し手合わせしたいが、生憎俺は立場上、アンタを捕まえなきゃならねー。おとなしくお縄についてもらおうか」
A「あたしらは巻き込まれただけだっつの…!」
金属バットで刀を受け流し、横薙ぎの動きで振り、刀とぶつける。
刀の持ち主を見上げると、黒髪がに右目を隠した姿が印象的だった。
男はニヤリと笑って、手錠を出してみせる。
沖田「土方さん、杉浦。危ないですぜ」
第三者の声が乱入してきた瞬間、二人の元にバズーカがぶち込まれた。
幸い、怪我人は出なかったが。
バズーカを撃った本人は、何事もないように歩み寄る。
沖田「生きてやすか土方さん、杉浦」
土方「バカヤロー、おっ死ぬところだったぜ」
杉浦「な、何とか生きてますよ」
沖田「チッ、しくじったか」
土方「しくじったかって何だ!!オイッ!こっち見ろオイッ!!」
杉浦「沖田さーん。狙うなら次からは土方さんだけを狙ってくださーい」
土方「オイ杉浦てめー!!どーいう意味だ!!」
どさくさに紛れて上司の命を狙うとは、なんという部下だろうか。
そして、自身の安全のために上司を売るとはどういう部下なのだろうか。
真選組の先行きが危ぶまれる。
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時