第三十八訓 友達をあだ名で呼んであげると喜ぶ ページ39
そんなことをしている間に、警備員がさらに仲間を呼んでくる。
このままでは確実に全員が捕まる。
全員がそう覚悟した次の瞬間、錫杖を手にし、笠をかぶった男が犬の頭の上を渡り歩いてきた。
えっ?誰?
新八の手を掴んだ犬も踏みつけ、着地した男は笠を脱いだ。
「逃げるぞ銀時、A」
銀時「おまっ…ヅラ小太郎か⁉」
A「え!?ヅラ小五郎兄ィ!?」
桂「ヅラじゃない桂だァァ!!しかも小五郎は元ネタの名前だァァ!!」
本名を呼ばれなかったこの男ーー桂小太郎は、銀とあたしにアッパーカットを食らわせた。
銀時「てっ…てめっ久しぶりに会ったのにアッパーカットはないんじゃないの!?」
A「ちょっと!何かわいい妹分にアッパーカット食らわせてんの最低!」
桂「そのニックネームで呼ぶのは止めろと何度も言ったはずだ!!それとA!貴様は相変わらず人の名前一つ、まともに覚えられないのか⁉」
銀時「つーか、お前なんでこんな所に…」
桂「話は後だ、銀時。行くぞ!!」
旧友との懐かしい語らいもそこそこに、ヅラ兄ィと共に逃げ出した。
その時、誰かの視線を感じた。
なんなんだろ…ま、いっか。
第三十九訓 サボりは一度味をしめるとさらにひどくなる→←第三十七訓 犬にあげるエサには気をつけろ
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時