第三十七訓 犬にあげるエサには気をつけろ ページ38
こうして、あたしと銀、新八、神楽の四人で、小包を飛脚の代わりに届けることとなった。
住所通りに歩くと、たどり着いた場所は戌威大使館。
戌威族とは、地球に最初に来た天人だ。かつて、江戸城に大砲をブチ込み、この国を無理やり開国させた恐ろしい国である。
大使館の周りをうろちょろしていると、戌威族の警備員に見つかった。
警備員「こんな所で何やってんだてめーら。食われてーのか、ああ?」
新八「いや…僕ら届け物頼まれただけで」
銀時「オラ、神楽早く渡…」
神楽「チッチッチッおいでワンちゃん、酢昆布あげるヨ」
すかさず、銀が神楽の頭をスパンと叩く。
小包は、神楽の代わりにあたしが手渡すことになった。
警備員「届け物がくるなんて話きいてねーな。最近はただでさえ爆弾テロ警戒して厳戒体制なんだ。帰れ」
A「ドッグフードかもしれないよ。貰っときなよ」
警備員「そんなもん食うか」
A「え!?食べないの!?」
小包ははね飛ばされ、大使館の塀の中に落ちた。
次の瞬間、小包が爆発して門を破壊した。
銀時「…なんかよくわかんねーけど、するべきことはよく分かるよ」
A「逃げろォォ!!」
警備員「待てェェテロリストォォ!!」
警備員に捕まった新八は、逃げようとする銀の手を掴み、銀はあたしの手を掴み、あたしは神楽の手を掴んだ。
電車のように仲良く連結しているが、雰囲気はそうでもない。
銀時「新八ィィィ!!てめっどーゆーつもりだ離しやがれっ」
新八「嫌だ!!一人で捕まるのは!!」
A「寂しがるなよ!!アンタ、俺の事は構わず行けとか…そんなカッコいい台詞も言えねーのか!!」
神楽「私に構わず逝ってみんな」
銀時「ふざけんなお前も道連れだ」
第三十八訓 友達をあだ名で呼んであげると喜ぶ→←第三十六訓 寝不足で運転したら危ないよ
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時