第三十四訓 猪突猛進に突き進む人は危なっかしい ページ35
車に乗り、キャシーを追うあたしらを、新八がなだめようとする。
新八「ねェ!とりあえず落ち着こうよ三人とも。僕らの出る幕じゃないですってコレ。たかが原チャリや傘やバットでそんなにムキにならんでもいいでしょ」
銀時「新八、俺ぁ原チャリなんてホントはどーでもいいんだ。そんなことよりなァ、シートに昨日借りたビデオ入れっぱなしなんだ。このままじゃ延滞料金がとんでもない事になるどうしよう」
新八「アンタの行く末がどうしようだよ!!」
A「あのバットはねェ、伝説のバット職人が作ったと言われる最強のバットなんだよ。めちゃくちゃ高いんだからな。それを誰かに盗られてたまるか」
新八「アンタ前にいらないって言ってたじゃねーか!!」
神楽「延滞料金や高額バットなんて心配いらないネ。もうすぐレジの金が丸々手に入るんだから」
新八「お前はその綺麗な瞳のどこに汚い心隠してんだ!!そもそも神楽ちゃん免許もってんの!なんか普通に運転してるけど」
神楽「人はねるのに免許なんて必要ないアル」
新八「オイぃぃぃ!!ぶつけるつもりかァァ!!」
銀時「お前勘弁しろよ。ビデオ粉々になるだろーが」
A「バット折れたらどーしてくれんのさ」
新八「オメーらはビデオとバットから頭離せ!!」
そうこうしているうちに、ついにキャシーに追いついた。キャシーは振り切ろうと、路地に入る。
神楽「ほァちゃああああ!!」
アメリカ映画さながらのドライビングテクニックを見せる神楽。家の壁が壊れてもお構いなしに突き進む。
銀時「オイオイオイオイ」
新八「何かもうキャサリンより悪い事してんじゃないの僕ら!!」
神楽「死ねェェェアルキャサルィィィン!!」
猛スピードでキャシーに突っ込もうとしたその瞬間、車は路地から出た。その先には川が流れていた。
あたしらを乗せていたパトカーは、見事川に落ちてしまった。
キャシーは傍に曲がっていて、無事である。
こ…このやろおォォォ…!!
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時