第二十三訓 人の命は何より大事 ページ24
長谷川「させるかァァ!!」
獲物に向かって走り出す。
そのハンティングを、長谷川さんがスライディングで足を引っ掛けてきて、止めた。
銀は脳天を地面に勢いよくぶつけ、あたしはごろりんと一回転した。
銀時「いだだだだ!!何しやがんだ!!脳ミソ出てない?コレ」
A「出るはずないじゃん、銀。だってアンタの頭に脳ミソなんて入ってないし」
長谷川「手ェ出しちゃダメだ。無傷で捕まえろって皇子に言われてんだ!!」
銀時「無傷?出来るかァそんなん!!」
長谷川「それを何とかしてもらおうとアンタら呼んだの」
A「無理な事は無理なんだよ!!諦めてハンティングさせろ!あたしの晩飯奪うつもりかコノヤロー!!」
銀時「お前のじゃねえ、俺のだ!!」
新八「うわァァァァ!!」
新八の悲鳴に振り仰ぐ。
新八はあのタコの化け物の触手に捕まり、今まさに食されようとしていた。
銀時「新ぱっ…」
長谷川「勝手なマネするなって言ってるでしょ」
助けようとした時、長谷川さんが拳銃を向けてきた。
銀時「てめェ…」
長谷川「無傷で捕獲なんざ不可能なのは百も承知だよ。多少の犠牲が出なきゃバカ皇子は分かんないんだって」
A「!!てめー…だからって…処分許可を得るために新八をエサにするってかよ!!ふざけんな!!」
あたしは思わず怒りのままに叫んだ。
こんなことに意味がないのはわかっている。
でも、国を護るために一人の人間の命を犠牲にすることが、何より許せなかった。
第二十四訓 悪党はタコ殴りで成敗→←第二十二訓 人に迷惑をかける行為はしないように
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ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時