第十五訓 やるなと言われたことをやるのがセオリー ページ16
しかし、それはキノコの部下により止められた。
仲間「ちょっ、あきまへんて社長!!アレに弾当たったらどないするんですか。船もろともおっ死にますよ」
キノコ「ア…アカン。忘れとった」
つまり、動力源が壊れれば、この船は止まる…ってことだよね?
あたしと銀は、キノコたちを無視して、動力源に登った。
銀時「よいしょ、よいしょ」
A「よいしょって年取った人が使う言葉だよね」
銀時「バカヤロー。それを言うならどっこいしょだ」
A「どっちも同じでしょ」
キノコ「って…登っちゃってるよあいつら!!おいィィ!!ちょっ待ちィィ!!アカンでそれ!!この船の心臓…」
A「ダメって言われた事ほどやりたくなっちゃうんだよね〜」
動力源に登りつめたあたしらはその上に立ち、木刀と金属バットを振るった。
銀時「客の大事なもんは、俺の大事なもんでもある」
A「そいつを護るためなら、あたしらァ何でもやるよ!!」
ズゴン!!
力強く振るわれた木刀と金属バットは、動力源に強い刺激を与えた。
キノコ「きいやァァァァァ!!ホンマにやりよったァァ!!」
動力源はひび割れ、もはやそれとして機能せず、船は重力に従って落ち始めた。
銀時「何この浮遊感気持ち悪っ!!」
A「ぃえっふぅー!!ジェットコースターみてェだぅおうぇええええ!!」
新八「落ちてんのコレ!?落ちてんの!?ってかここで吐くのやめろォォォォ!!」
船内で悲鳴が鳴り響く中、船は江戸の海に落ちていった…
********
結果、あのキノコどもは逮捕された。
これで大団円…かと思ったら、何故かあたしらまで逮捕されそうになる。
銀時「んだよォ!!江戸の風紀を乱す輩の逮捕に協力してやったんだぞ!!」
A「パトカー拝借したのくらい水に流しなよネチネチうるさいなァ!!」
役人「拝借ってお前パトカーも俺もボロボロじゃねーか!!ただの強盗だボケ」
銀時「元々ボロボロの顔じゃねーか!!かえって二枚目になったんじゃねーか」
A「あ、これあたしが吐いた奴処理よろしく」
役人「マジでか!!どのへん!?つーかいらんわ!!自分で処理しろ!!」
チッ、何で不届き者を倒してやったのに、こんな目に遭わなきゃならねーんだ!
コントみたいな口論を繰り返したけど、役人は引き下がらない。
オイこら離せ!だーっ!!触んなコノヤロぉぉぉぉ!!
第十六訓 家賃は必ず払え→←第十四訓 少年よ、大志を抱く前に目の前の現実に向き合え
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミサ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。他の作品ですか。そうですねぇ、また検討してみたいです。ありがとうございました! (2017年10月7日 14時) (レス) id: a8a88a74d7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品ですごく面白かったですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品で銀時か高杉の姉か妹の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 18時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミサ | 作成日時:2017年3月15日 13時