Promised Days (N.Oriyama) (ページ2)

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「坂口さんって、ダンスしてたんだ！」

「だからそんな細いの、うらやましい」

「ヨジャドルみたいだよね」

「がちそれな？」

毎時間クラスの女子の褒め言葉に遭いつつ、休み時間が終わってく。筋トレは毎日してるから、褒められるのは嬉しい。転校生だから、っていうのはわかるけど、こういうのドラマとかで見て憧れてたから少しの間だけでも楽しい。謳歌しておこう。

ちなみに前の学校と学力差がないところにしたから、そこまで授業進度に差はない。ただ何冊か教科書が違うくらい。

はやく読み込んで慣れなくちゃ。

いや、だるいから結局しないかも、笑

とか、そんな事を考えてたら、そんな感じ(どんな感じだよ)で今日が終わりそう。もう帰りのショートになっちゃった。

初めの日はめぐるましく終わって、キラキラしたかわいい子たちとたくさん友達になれた。これはすごく嬉しかった出来事。

特に、美玲。すんごいレベチにかわいいって思っていたら、初手で

「呼び捨てでいいよ！」

って言ってくれた。コミュ力の擬人化か。そして美人とか、え？神何物与えてんだ。

「きりーつ、礼」

色々考えていたら、号令がかかったので慌てて立った。

みんながさようならと呟く。みんなそれぞれの場所に向かうみたいだった。美玲は男バスマネだから体育館なんだって言っていた。まじでハイスペックだな。自分が惨めになるレベルなんだが。

さて、自己否定はこんぐらいにして、今日のところは帰るか。部活とかはまたゆっくり決めよう。いざとなれば美玲とおんなじ部活でも楽しそうだし。

と、

「ねえ、坂口さん、ダンス部興味ない？」

誰かに話しかけられた。

後ろを振り返ると、せのたかい男の子が立っていた。

お気付きかと思いますが、こちらは少年忍者の学園モノとなっております。かなりのメンバーに年齢改ざん、ゆるいキャラ崩壊があります。苦手な方はご自衛ください。

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