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天童side
・
Aちゃんは目を見開くと
俺の顔を見た。
俺がジッと見つめ返すとまた目を逸らして
そしてまた俺を見る
何その期待と不安の混ざった目…
可愛すぎんだけど
髪を撫でて
その手を首元までおろし
鎖骨をツーっとなぞる
こんな事しても怒らないのは
合宿の夜っていうシチュでAちゃん自身
テンションあがってるから…かな?
女の子って大抵そうだよね。
現実ではありもしないような恥ずかしいセリフとかシチュエーション、期待してるんでしょ?
見てて分かる
俺の勘だとAちゃんの場合は
____押しに弱い
天童「俺…もう我慢の限界かも…」
わざと顔を近づけて言うと
ぎゅっと目を閉じちゃったAちゃん
あーあ。
そんな態度、「手出しして下さい」
って言ってるようなもんでしょ。
でもね、ここでは敢えてそれをしない。
先ずは焦らして焦らして
俺の事しか考えられなくしてあ、げ、る。
天童「…なーんてね」
『へ?』
拍子抜けしたように俺を見る。
天童「あれ〜?えっちな事でも期待した?」
『なっ!//違います!!』
そう言ってAちゃんは俺を押しのけ
背を向けてしまった。
あら〜拗ねちゃったの?
かーわいっ。
Aちゃんにそっと毛布を掛ける。
『……。』
天童「ごめんごめん…もー意地悪しない。
Aちゃんが寝付くまでずっとここにいるから安心して寝な?」
『………ありがと…ございます』
一人じゃ不安なんだもんね。
きっとすごい怖がりなのかな?
そんなところもだーいすき。
暫くAちゃんの背中を見ていると
突然クルリとこちらを向いた
『…怖いのでぎゅっとしててもらえます?』
天童「……んん?//」
『嫌ならいいです…』
あぁ…もうこの子は…
こーゆーところも反則だね。
・
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オレオ←ハイキューで生きてる - 赤ずきんさん» ドキドキしながら読んでます!天童さんは最高です!これからも応援してます~!o(^o^)o (2016年3月22日 2時) (レス) id: 9f7c3884bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - すごく面白いです! (2015年12月26日 23時) (レス) id: 8bbb6dca12 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - suzuranさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます///期待に応えられるよう、頑張りたいです(^-^) (2015年10月27日 21時) (レス) id: a2c603eaa0 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 令 さん» 天童かっこいいですよね///無理せず、自分の好きな小説を書いていきたいなと思います(^-^) (2015年10月27日 21時) (レス) id: a2c603eaa0 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 隈(クマ)さん» そ、そそんな天童を書けるようになりたい…!もっとドキドキして貰えるよう、頑張りますね! (2015年10月27日 21時) (レス) id: a2c603eaa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤づきん | 作成日時:2015年10月10日 21時