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#01 ページ5

Aside










『んぅ……』




重い…。




目が覚めると、私の上に賢ちゃんが覆いかぶさって寝息を立てていた。




『賢ちゃん…起きて?』




綺麗に切り揃えられた前髪が
さらりと私の頬を掠める。




賢ちゃんは目をうっすら開き
ものすごく不機嫌な顔で私を見た。





彼は休日、寝起きが最悪だ。





今日は一日中オフだし
疲れてるみたいだから仕方ないよね…。




白布「あー…風呂入らなきゃな…」





『そうだね』





軽く頰ずりされる。
くすぐったい。





白布「うわ…っ、熱…。
完全に悪化させた…ごめん…」




『…大丈夫だけど、昨日びっくりした』




自分で切り出しておきながら、昨夜の事を思い出し顔が熱くなる。




あんなに気持ちよかったの…初めて。




白布「どうした?」




不思議そうに私を見つめる賢ちゃん。




あまりに端正な顔立ちで見つめてくるから
恥ずかしくなって、顔を覆った。




『賢ちゃん…あのね…
昨日の…気持ちよかった…』





白布「!……良かった、俺もだよ」




はちみつみたいに甘い声。




白布「A……舌出して」




顔を覆っていた手を捕まれた。




賢ちゃんと視線が交わる。




恐る恐る舌をだすと、賢ちゃんも舌を出して絡めてきた。





クチュ





唇は合わせず、舌だけを絡めあうキス。





上から賢ちゃんの唾液が滑り落ちて、受け止めきれないそれが、私の口の端から溢れる。




なんか私…どんどんやらしくなってる気がする





『ん……』




時折唾液を吞み込む音がやけに大きく聞こえて羞恥心でどうにかなりそうだった。




白布「ハァ……」





それからは時間を忘れ、キスに溺れていた。




#02→←*



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revi12251031(プロフ) - 続編のパスワード教えて頂きたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 38ade6a229 (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 続編のパスワード教えてほしいです! (2020年1月27日 16時) (レス) id: 01ecaaaf70 (このIDを非表示/違反報告)
もん - とっても面白いです!!更新待ってます。頑張って下さい!!! (2019年8月29日 21時) (レス) id: 367fbda4c6 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - Siroさん» 一年前から見てくださってたんですか!?今もたまーに無性に書きたくなって、なんだかんだ続けちゃってます笑笑ありがとうございます!!T^T (2019年8月26日 4時) (レス) id: 91687a0e53 (このIDを非表示/違反報告)
Siro(プロフ) - まてまてまて、国見ちゃんが出てきたじゃないか、一年前で終わったかと思ったのに。続き待ってます。更新頑張ってくださいね! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 013c340dd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤ずきん | 作成日時:2015年10月2日 23時

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