愛の牢獄IV【白布賢二郎】

＊ ページ38

白布side







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「白布君〜今日、あの子の噂、クラスで有名になってたよ？誰が広めたんだろうね」





そう言って俺の腕に絡みついてくる女





お前が噂流したんだろ。





だってあの話は





俺がそう仕向けるように、お前に流したデマだし。





「でも、何であの子のこと知ってるのー？
どういう接点？」





白布「高校の時の後輩。で、今は彼女。」





「…え？彼女？」





白布「そう。だからこの腕離してくんない？」





「い、意味わかんない…白布君が尻軽だっていったんじゃん…そんな子と付き合ってんの？」





白布「そうだけど、なんか文句ある？」




唖然とするその女の顔のことなんて、もうどうでもよくて、俺は金だけ机の上に置いてカフェを出た。





もう、バイト先で知り合っただけのこの女は用済み。





バイト先も変えることにした。




まあ、この女もこの件で明日からより一層Aに嫌がらせするんだろうな。




にしても…




今日、Aがどんな顔して家帰ってくるか
楽しみだな。






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