* ページ37
国見side
・
白布と飯に行ってから数週間後
俺は、心底自分のしてしまったことに後悔した
「ねぇ…Aちゃんやばくない…?」
「引くよねー…」
クラスの女子が騒いでたから、何があったのか聞いた
「Aちゃんって、超尻軽らしいよ」
国見「へ?」
「この間の身体中の傷も、男の人とやっちゃった時につけられたみたい。他大の友達が言ってた〜」
「清楚そうにしてんのに引くよね」
こういう時、女子が団結して一人を虐めている様子を見ると怖くなる。
まあ…大概嫉妬だろうけど…
つーか誰だよそんな噂流したの…
Aが教室に入ってきた瞬間
教室がシン_となった。
『……。』
Aは無表情のまま席についた。
お調子者の女子が一人、Aの隣の席に座る。
「Aちゃん、何人の男と今関係持ってんのー?」
『え…』
キョトンとしているAに、女子がクスクス笑っている。
「誰とでも寝るって、有名だよ?」
『………そう、なんだ。』
国見「…っ…」
・
・
俺は休み時間にAを人目がつかない場所に
呼び出した。
国見「どうしたんだよ…あの噂。」
Aは首を横に振った。
『国見くんも知ってるように…私、彼氏いるよ。』
国見「じゃあ、何であんなこと_」
タイミングよく、スマホのバイブがなり
通知を見る
【白布:国見の好きな子、悪い噂ばっかみたいだから近づかない方がいいよ。】
……まさか
白布が…?
国見「ごめん…
俺が余計なことしたからかも…しれない」
『いいの。』
国見「え…」
『中高でもこういうことあって、慣れたし…。
賢ちゃんがいてくれるから。』
そう言って切なそうに微笑むAに
俺は何も言えなかった。
『…国見君も、もう私に近づかない方がいいよ。
噂の対象になっちゃうから。』
国見「そんなデマ俺は…っ」
『じゃあね…』
そう言ってAは俺に背を向け教室へと戻った。
・
262人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
revi12251031(プロフ) - 続編のパスワード教えて頂きたいです! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 38ade6a229 (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 続編のパスワード教えてほしいです! (2020年1月27日 16時) (レス) id: 01ecaaaf70 (このIDを非表示/違反報告)
もん - とっても面白いです!!更新待ってます。頑張って下さい!!! (2019年8月29日 21時) (レス) id: 367fbda4c6 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - Siroさん» 一年前から見てくださってたんですか!?今もたまーに無性に書きたくなって、なんだかんだ続けちゃってます笑笑ありがとうございます!!T^T (2019年8月26日 4時) (レス) id: 91687a0e53 (このIDを非表示/違反報告)
Siro(プロフ) - まてまてまて、国見ちゃんが出てきたじゃないか、一年前で終わったかと思ったのに。続き待ってます。更新頑張ってくださいね! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 013c340dd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤ずきん | 作成日時:2015年10月2日 23時