愛の牢獄IV【白布賢二郎】

＊ ページ16

Aside





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五色「絶対遊びに行くから！」





『うん！
ていうか工君は引っ越し先近いし泣かなくても…』





五色「だって…っ俺の引っ越しあと一週間後なんだよ？それまで会えないだろ！」





天童「相変わらず工はAちゃん大好きだねぇ」





五色「俺はAが心配なんです！」





瀬見「A、変な男に引っかかるんじゃねぇぞ。」





『瀬見さん…』





瀬見さんは宮城。私は関東。





遠距離恋愛なんて…大丈夫なんだろうか。





瀬見「んな不安な顔すんな。すぐ会いに行ってやる。」





『絶対だよ…？』





瀬見「おう！あ、太一が来た」





川西さんが車から降りてきた。





川西「A…」





川西さんは私をジーっと見つめてくる。





な、何だろう……？





瀬見「おい太一…道案内頼むぞ。大丈夫かよ。」





川西「ウス。皆さん、お元気で。」





天童「相変わらず表情読めないねぇ太一は…。」





見送りに来た親戚にも別れを告げた。





川西さんの車に大きな荷物を積んでもらい
ほぼ身一つで車に乗り込む。






温かい場所、温かい人達がいる場所





暫くはさようなら。






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