検索窓
今日:40 hit、昨日:6 hit、合計:625,429 hit

episode44 ページ44

音side



「あのっ、ここは?」


「説明は晴と会った後」


「えっ、ちょっ、ばばばっ、場違い感がすごいんですけど…、」


重厚感がある綺麗なシャンデリアにカーペット。そこにいるのは綺麗な服に身を包んだ女の子たち。
横にいる愛莉も可愛い水色の着物。このきらきらさんたちに対して、自分が場違いすぎて恥ずかしくもなってくる。


「だから愛莉が用意したの着なって言ったじゃん」


少しだけざわめきが起こって、出てきたのは神楽木たち、「C5の男子(成宮さん抜きver.)」。


「あ、いたっ。晴!」


愛莉が神楽木に手を振るけど、その間を女子の群れが通っていったせいでその声は掻き消された。


「ちょっ…なんなのよ急に」


その女子の黄色い歓声の先は神楽木でも成宮さんでもなくて


「ああっ!あの人!」


「ってか、なんで愛莉のAがあんな奴と居るのよ」


そこに居たのはめぐりんこと西留めぐみさんと、さっきわかれたばかりのAの姿。


「A」

「一茶、今回はおめでとう。はいこれ」


Aが持ってた紙袋を渡していた。
あの袋は…ギモーヴか


「それからおまけで一茶も夢中な西留めぐみを連れてきたわよ。挨拶でもしておけば?」


「あぁ」


めぐりんを連れてきたのって、Aだったんだ。なんて言うか、意外…っていうか。


「やぁ、はじめまして」

そうやって言って近寄っていった成宮さんをガン無視で、めぐりんはその横をずんずんと通っていく。


「おい、お前らの知り合いか?」


めぐりんの歩く先にいる神楽木が隣にいる2人にそう聞くけど、2人の答えはノー。


かつん、という音を立てて神楽木の前で止まっためぐりん。それに反応して神楽木がめぐりんに向き直った





ぱちんっ




「え?」



距離にして、約15センチ。






「ねぇ、前にどっかで会ったことある?」







Aの顔が、切なげに歪んだ。

この小説の続きへ→←episode43



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (268 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2617人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Yuria(プロフ) - Yuriさん» ありがとうございます!更新お楽しみに!! (2018年8月6日 20時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています。更新、楽しみにしています! (2018年8月4日 9時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuria(プロフ) - プリンプリン♪さん» ありがとうございます!頑張って更新続けます (2018年7月29日 20時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
プリンプリン♪(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^-^) (2018年7月20日 18時) (レス) id: 3399139195 (このIDを非表示/違反報告)
Yuria(プロフ) - 平野ゆづかさん» ご指摘ありがとうございます!!直してきました! (2018年7月7日 19時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Yuria | 作成日時:2018年6月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。