episode42 ページ42
「…っ」
見慣れない天井。
この色…、兄様の部屋か…
熱、下がったかな。まだ体はだるいけど、あの気持ち悪い倦怠感はない。
がしゃんっ
「ぇ、何の音…、」
「ちょっと音。なにやって」
「…え、そういう愛莉だって、零して…、」
…えっ、と…、どういうことですか?
色々分からなくて頭がおかしくなりそう。
「あ、A!起きたの?!」
「えっ、と…は…はい…?」
私の目に飛び込んできたのは、仲良さそうに笑ってる愛莉と音。
「昨日、愛莉が家に押しかけてきて。なんかよくわかんないけど改心したみたいで。なんかよく分からないけど…仲直りしました」
「……なんだ、よかった、」
それからしばらく愛莉と音と3人で話してたんだけど、その途中で愛莉が爆弾を落としてきた。
「ねぇ、Aってばやっぱり晴のことが好きなんでしょ」
「はぁっ?!」
「ぜーったいにそう!音だってそう思うでしょ?!」
「ちょっと愛莉、勝手なこと言うのやめて」
「いや、絶対そうよ!決めた!Aには晴と幸せになってもらう!」
…この人は急に何を言い出したの?
お昼ご飯食べるようになったら変になった?
音のご飯美味しすぎたのかな?禁断症状でも起こしたんじゃ…
「愛莉分かってる?私は…」
「じゃあ!Aの心は100%馳天馬でいっぱい?120%いっぱいなの?」
「えっ、それ…は…、」
「はい即答できないー、それってつまり、晴にもまだチャンスはあるってことよね?」
…愛莉の私への晴推しがどんどん変な理由と方向に進んでいっている気がするんだけど…
「友達は友達の恋を応援するものなの!だからA!早く着替えて!晴の気持ち確かめに行こ!」
「…え、どこに」
「一茶さんの投げ入れのショーなんだって」
…あ、もう今日なんだ
「…ごめんなさい、愛莉。私ちょっと用があるから先に行ってて」
「「へ?!」」
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Yuria(プロフ) - Yuriさん» ありがとうございます!更新お楽しみに!! (2018年8月6日 20時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています。更新、楽しみにしています! (2018年8月4日 9時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuria(プロフ) - プリンプリン♪さん» ありがとうございます!頑張って更新続けます (2018年7月29日 20時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
プリンプリン♪(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!これからも頑張ってください(^-^) (2018年7月20日 18時) (レス) id: 3399139195 (このIDを非表示/違反報告)
Yuria(プロフ) - 平野ゆづかさん» ご指摘ありがとうございます!!直してきました! (2018年7月7日 19時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuria | 作成日時:2018年6月27日 22時