episode22 ページ22
「…道明寺を敵に回すと思いなさい」
言ってしまった。
ついに、言ってしまった。
おそらく、この学園の生徒なら誰だってわかってる
私だって、この学園に入って痛感した。
「F4」がどれだけ大きいものだったか
兄様…、「道明寺司」がどれだけ偉大だったか
「道明寺」の名前が、どれだけの影響をもつのか。
分かってたつもりだった。
だから今まで、家の名前を出して来なかったのに。
言ってしまったという後悔が拭えない。
言わざるを得なかった、そんなのは分かってる
あそこで何もしないまま逃げていたら、きっと私は道明寺にいられなくなる。
どんなにお母様に助けていただいたって、兄様が私を守ろうとしてくれても、歴史ある英徳に逆らった人間を置いておくほど道明寺は甘くない。
でも、言ってしまった自分のことが嫌になる。
私は、誰かを傷つけてばっかりだ。
だから、晴達から離れるって決めたのに。
これじゃあ、昔の私と変わらないじゃない。
「ねぇAこいつらどうするの?」
愛莉が私の腕に巻きついて笑顔を向けた。
杉丸が構えをとって彼らに向き直ると、彼らもようやくフリーズから解放されたみたいでようやくあせりをみせた
「ぼ、暴力でねじ伏せるのかっ」
「貴様ら次第だ」
走り去る桃乃園の生徒を見届けてから、私も愛莉の手を解いた
「また明日ね。ごきげんよう」
「え、っちょ」
そのまま、C5の誰とも目を合わせることもなく、私は校舎に背を向けた。
「英徳に喧嘩売るとは…」
晴の目線の先にいたのは、
桃乃園の生徒か、それとも私か。
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Yuria(プロフ) - 美琴さん» わざわざありがとうございます!全然気づきませんでした…!直しておきます。これからもどうぞよろしくお願いします (2018年5月20日 3時) (レス) id: ef6245827b (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - こんばんは(*^^*) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年5月16日 19時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 episode9のここの台詞 中でもでもダントツなのはリーダーの…」 これ正しくは中でもダントツではないんでしょうか? (2018年5月16日 14時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - 何度も続けてのコメントですみません(・_・;) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 episode8のここの台詞 よって、私は愛莉にも晴にと逆らわず、逆らえずな関係が成り立ってしまっている。 これ正しくは私は愛莉にも晴にもではないんでしょうか? (2018年5月16日 14時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - またまた続けてのコメントですみません。 episode7のここの台詞 「…間違ってる、なんて気づかないんだろうな」 これ正しくはなんでではないんでしょうか? (2018年5月16日 14時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuria | 作成日時:2018年4月22日 0時