爆豪勝己の偽彼女？【爆豪勝己】 (ページ33)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:67,151 hit

□2日目ページ33

.

「てっめーは…誰に会いに来とんだ！！」

『へ』

廊下で立ち止まり、怒鳴られる。

___なんで怒られるの…？

「俺に会いに来いや！！他のやつに会いに来てんじゃねぇぞ！カス！」

『か、…カス…』

流石にショックだった。

「いいか！俺にだけ会いに来い！」

『はっ、はい！…って…』

___てか…これってもしかして…

『爆豪くん嫉妬！？』

「…………あー、だったらなんだよ」

『爆豪くんってヤキモチ妬くの！？』

「人間誰でも妬くだろうが！それともテメーは俺が人間じゃねぇとか思ってんじゃねぇだろうなぁ！？」

ポッケに手を入れて立ち去ろうとするのをAが肩を掴んで止めた。

ムキになっているあたりが爆豪らしい。

『……そっかぁ…』

「なに、ニヤニヤしとんだキメェ」

『暴言酷いなぁ……』

_____でも、

『嬉しい』

「…………ケッ」

Aは手を顔に当て、爆豪はそっぽを向いた。

「…………ほーほー、甘酸っぱいわ」

それを見ていた者が1人。

良くも悪くも、見られたものは仕方がない。

問題なのは、

「百合ちゃんに教えんとなぁ？」

それをどう、解決するかだ。

.

2日目は自由行動。

Aたちは登別マリンパークニクスという水族館に来ていた。

ペンギンパレードというのが人気らしく、これも楽しみの一つだ。

そして、Aはもう一つやることがあった。

それは、

______百合と話をしないと。

昨日の夜は寝るところがベットと敷き布団で分かれ、2人きりになることはなかった。

今日に賭けているのだ。

_____絶対話をしないと。

モヤモヤしたまま修学旅行はしたくない。

「Aちゃん〜！！」

それなのに、現れたのは………

「うっそ爽やか王子！？」
「やば！」
「イケメン…」

『透目くん…』

柳透目だった。

ぞろぞろと班の仲間がやってくる。

_____つ、次から次へと人が………

厳しいミッションのスタートだ。

.

補足

部屋にはベッドが２つあって2人がベットで寝て、あと3人は和式のところで布団を敷いて寝てます。

1日交代でベッドで寝たりしてます。