成長中の名探偵【名探偵コナン】

第二のヒント ページ44

ｒｒｒｒ……

貴「！？」
コナン「あ、電話かかってきちゃった！ちょっとごめんね！！」
貴「(なるほど……)ちょっと抜けまーす！」


いきなり鳴り始めた着信音、それとコナン君の反応からしておそらくかかってきたのは依頼人とのホットラインだろうとあたりをつけてコナン君の後を追うように廊下に出る。
コナン君が懐から出したものを見て確信。というかいつの間に先生からぱちったわけ？


誰も来ないだろう非常階段に駆け込み電話にでる。ちなみにコナン君がもつ携帯の横で私は耳を澄ます。スピーカーにするわけにはいかないからね

『毛利探偵……いや、工藤君と河野探偵かな？』

貴・コナン「「！？」」


驚きすぎて声も出なかった。なんでコイツ新一のこと知ってんの……
静かにコナン君と顔を見合して相手の出方を伺うが、依頼人はこちらのことは気にせずに喋り続けている。


『高校生探偵、工藤新一くん………二人と一緒に君が来ていたんでびっくりしたよ……まあそれはいいか……フッ…解決できなくて警察に駆け込んだか……』

貴「いや駆け込んだんじゃなくて、ただ毛利探偵が誤認逮捕…」

『フッ…君たちは正直だな……』

コイツ…もしかしなくともあそこに刑事がいたこと知ってたな……
クソ、どこまでもむかつく奴……


『まあいい…で、ホテルで何があった…』

コナン「犯罪に使われたと思われる目出し帽や拳銃を見つけた…」

『フフ…いいぞ二人とも……では第二のヒントだ……夜のカフェテラスに行ってくれ……』


夜のカフェテラス……？それって…

『それがどこだかわかるだろう？君たちならね……』

コナン「事件は必ず俺が解決する！だから愛奈たちのIDを外してくれ！！」
貴「あ、え、私！？ ばっか、蘭ちゃんたちが先に決まってんでしょ！？」


気持ちは嬉しいけどこれは私への依頼でもある。むしろ巻き込まれてるのは新一の方じゃん……どこまで自己犠牲すれば気が済むのこの馬鹿←

コナン「おい！聞いてるのか！？」

『愛する人を…愛する人を亡くすことがどんなに辛いか……そうならないよう頑張ってくれ…』

貴「！！ ちょっと、まだ話は！！」


そう言って電話は切れた。



『愛する人を亡くすことがどんなに辛いか…』 か……



　

　 『愛してるよ、愛奈……』






貴「そんなもの、とっくに知ってるよ……」

夜のカフェテラス→←お知らせします！！By作者

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