成長中の名探偵【名探偵コナン】

夜のカフェテラス ページ45

ＰＭ１：２８ 横浜港・大桟橋

あの後、警察を抜け出した私たちは阿笠博士に連絡、ここ大桟橋で落ち合っていた。

博士「分解してみれば何かわかるかもしれんが……爆発せんとも限らんし…」
コナン「そうか……」
貴「まあ、そうだよねぇ……」

わかってはいたが、やっぱり部外者が外すことは不可能らしい。ほんと、依頼者許さない


「あーあ、普通に遊園地で遊びたかった……」
コナン「そういや灰原は？」
「蘭ちゃんたちが離れてる間に列譲ったりして粘ってくれてる。でも、そろそろそれも限界かもねぇ」

博士「おお、そうじゃ！パワーアップしておいたぞ！」
コナン「サンキュー！！」
貴「いいなーコナン君ばっかり〜……博士〜私もスケボー欲しい〜」
博士「ハハハ……まあ後一つくらいなら…」
貴「ほんと！やったー！！」


一回乗ってみたかったんだよね、エンジン搭載のスケボー！

とりあえず今日はコナン君が運転するスケボーに相乗りさせてもらう。


博士「そういえばわかったのか？ 夜のカフェテラスがどこなのか？」
コナン「ああ…」
博士「一体どこなんじゃ？」

コナン君の後ろに乗って、振り落とされないようにしっかり彼の肩を掴む。
コナン君はそれを確認するとエンジンのスイッチを押して起動音が鳴りだした。

貴「夜のカフェテラス、フィンセント・ファン・ゴッホが1888年に描いた風景画。そこには淡いガス灯とカフェテラス、馬車が描かれている…」
コナン「ガス灯と馬車とくれば…日本で最初にガス灯がつけられた馬車道しかねぇぜ！」


そういってスタートさせたスケボーの威力、スピードは予想のはるか上をいっていた。

貴「いや法定速度ギリギリでは？」
コナン「博士……」

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