=9 ページ9
「じゃあ、入ってきて。降谷 零くん」
教室に兄が入ってきた瞬間、女の子たちから黄色い声が上がった。
一瞬困ったように笑う彼は、クラスの心を掴んだようで。休み時間には零を中心に人だかりが出来ていた。
「今までどうしてたの?」
「ちょっとイギリスに留学してて…」
…イギリスに留学って、設定なんだ。ちらっ、と彼を見れば、心配そうな視線が心に痛い。
「…我慢の限界。A、こっちおいで?」
頭の切れる零のことだから、すぐに事情は察したのだろう。彼が私に声をかければ、騒がしかったクラスが水を打ったように静まり返った。
「降谷くん、Aちゃんと知り合いなの…?」
「知り合いというか…一緒に住んでるから」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←=8
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凡人の独り言 - とっても面白いです!!続きが気になります。更新待ってます(*‘ω‘ *) (4月5日 22時) (レス) id: 29894ca94d (このIDを非表示/違反報告)
まり猫 - 初めまして!!とっても面白いので続きが気になります!更新待ってますヽ(´▽`)/ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 2d4b5d52f1 (このIDを非表示/違反報告)
安田ヨココ(プロフ) - 初めまして!零くんがお兄ちゃんって設定すごく良いです!!面白いので続きが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年7月19日 14時) (レス) id: d4fbe2e5a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リオ | 作成日時:2018年7月2日 1時