【菊寄り】ヘたりア短編集【@ph】ヤンデレギャグハー

世　界　会　議2【イヴァン/ナターリア/菊】 ページ6

必死で逃げて何とか隠れられそうな部屋を見つけて隠れる。


イヴァンと一緒に。
なんだろう私達凄く気が合うね！とか言おうかと思ったけど足音がしたので息を潜めた。

コツ、コツ

「……………」

コツ

「…………」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

「「ひぃいぃいいぃぃぃい！！！！」」

無言でガチャガチャされるドアにビビって思わず声をあげてしまった私とイヴァン。
なんなのこれどこのホラー映画……！？

「ああ、兄さん兄さんやはりここにいるのね、今開けるわ」

やはり音の正体はナターリアだったうわぁ
正直ちょっと…いや、かなり引いてしまった。
だってピッキングって……ピッキングって……

もう完璧にストーカ「ああ、姉様姉様そこにいらっしゃるのですね、閉じ込められてしまったのですか？今開けますよ。だから姉様、婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約婚約」

グサッ

「ひぎゃぁああああああ！！！？？？」

ドアに貫通した『それ』は、

「ね、ねぇAちゃん？あれがKATANAってやつかな？」

「そ、そうだけど！何で日本刀持ってんの！？銃刀なんちゃら法で捕まるよ！？」

「へぇ、あれが日本のKATANAかぁ…かっこいいよね、うちもほしいなぁ……」

「現実逃避しないで！？私を置いていかないで！？」

そんなことをギャーギャー言い合っている間に後ろのドアは菊が日本刀で叩き壊そうとし、前のドアはナターリアちゃんのピッキングで鍵が開きそうになっている

「うわぁぁぁあああもう開いちゃうよ！」

「こうなったら逃げるしか……」

「……Aちゃんどこに逃げるつもり？」

「え、ああ。あるじゃないか。




この大空という逃げ道が」

「昇天しちゃた！？逝っちゃだめだよ？？！！ここ三階！！」

「あれ？竜さんが手招きしてる……」

「それAちゃんのとこの最初の王様だね！？もうお亡くなりになってるよね！？」

Aちゃぁぁぁぁぁぁぁん！！というイヴァンの絶叫と共に前からはガチャ、と、後ろからはバキリと音がした。

とりあえず、五分後に生きていたらいいなと思いました。

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