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謙「ばあちゃん、いってきまーす。」
祖「いってらっしゃい。」
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あれから7年後。
安井は中学3年生。
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両親が亡くなってから安井は
祖母と暮らすようになった。
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謙「もう少しで高校受験か。
勉強しねぇと…。」
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頭が良かった安井は、偏差値の高い高校にも十分狙えると先生に抜擢されていた。
その高校に合格できるよう、安井は必死に勉学に励んだ。
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そして受験日…。
祖「受験票はちゃんと持ったかい…？」
謙「持ったよ。
てか、ばあちゃん体よくないんだから寝ててよ。」
最近おばあちゃんの体調が優れない日々が続いた。
ただの風邪だと伝えているが、安井は少し疑っていた。
謙「…ならいってくるよ。
ばあちゃんは安静にしてなよ。」
その言葉に笑って答えたおばあちゃん。
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謙「じゃぁいってきま((ドサッ」
安井がドアに手を掛けた瞬間
後ろで鈍い音が響く。
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謙「ばあちゃん！！！」
後ろには心臓を押さえて廊下に倒れているおばあちゃん。
謙「いま救急車呼ぶから…！！
ばあちゃん！！」
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数分後に救急車は到着し、安井も一緒に乗り込んだ。
実はおばあちゃんは心臓病にかかっていた。
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謙「なんで黙ってたんだよ…。」
安井はおばあちゃんの手をぎゅっと握りしめた。
その日はずっとおばあちゃんのそばを離れなかったため、安井が受験場所に現れることはなかった。
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もちろん入試を受けなかったため
その高校に通うことは出来ず
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唯一の家族のおばあちゃんまで亡くした。
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れーな(プロフ) - 泣いちゃいました(´；ω；｀) (2015年3月8日 14時) (
レス) id: 189d2e4f2b (このIDを非表示/違反報告)
ふまてぃー(プロフ) - この小説すごく好きです！更新楽しみにしてます！ (2014年6月27日 19時) (レス) id: 27dc90be38 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃愛 - 続き、待ってます。(泣)急かすようで申し訳ないのですが、早く続きが読みたいです。できれば、移行したらコメください。 (2014年6月22日 0時) (レス) id: 9584fbdc5e (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - ひぃたんさん» ノロ更新ですみません(･_･;近々移行しますので、Part6でもよろしくお願いしますッ (2014年6月21日 12時) (レス) id: 7ad7e91f76 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - ゆっきーさん» ありがとうございます!!嬉しいです( ´ ▽ ` )感動してくださってよかったです（笑） (2014年6月21日 12時) (レス) id: 7ad7e91f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぉれんじゅ
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yozakura-mana
作成日時：2014年5月1日 8時
